Let's Go kitchen!



ダンゴムシ、頑張りましたね!!!
ダンゴムシの求愛行動とかはじめで知ったわ(笑)
下調べ含め、お疲れ様でした。

調べるっていい事ですよ。書くものによっては矢張り下調べはやるべきだと思います。調べる程リアリティも増すし、間違った知識で現実的な文書を書くとやっぱり冷めてしまうので。なので、私は物を書くときには知っていると思っていることでも割と調べ直してます。物事だけでなく、言葉なんかも……。

調べることの大事さが伝わって良かったけれど、私的には人でないものを書かせてみたかったというのもあります。先日、井伏鱒二の『山椒魚』を読んだのも影響してるとは思いますが。
擬人化の面白さとか、難しさとか……そういうものも楽しんで貰えるかなーと、そんな気でありました。ダンゴムシを選んだのは、特に理由は無いんですが……敢えて言うなら、子供の頃に触ったりして馴染みはあるけれど、蝶やカブトムシみたいに書きやすくはないものだから、かな。

ダンゴ・ムシ男の気持ち悪さ、私は嫌いじゃないぞ!!



さて、私もお題をクリアしますか。


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お題『料理を一品完成させる』


「こんにちは、お昼の4分間クッキングのお時間です。今日も美味しい料理を作っていきましょう。是非今夜の夕飯に取り入れてくださいね。さて先生、今日のメニューはなんでしょう」
「はい、今日はホロデーツを作っていきます」
「……ホロデーツ、ですか?」
「はい。ではまず……、
「先生!先生!!」
「はい?」
「あの……当たり前の様に調理を始めようとしないでください。ホロデーツ?」
「ホロデーツです。皆さんが大好きなあのホロデーツです」
「あのホロデーツとか言われても知りませんよ!」
「ほら、もう20秒無駄にしてますよ?始めていきましょう」
「ええぇ……?」
「まず、大鍋で水を沸騰させます。水の量は6リットルです。その間に牛のスネ肉を解体します」
「解体!?」
「鍋に入る大きさに解体してくださいね。そして、これを鍋で煮込みます」
「なるほど……?」
「沸騰したら灰汁取りをして、玉ねぎ4個、人参2本、粒胡椒、ローリエ、塩を加えます」
「先生!?玉ねぎも人参も皮すら剥いてないんですが!?」
「そういうものです」
「そういうもの……なんですね……」
「はい」
「……先生、どのくらいの時間煮込めばいいんですか?」
「8時間ですね」
「8時間!!?今から煮込んでも夕飯に間に合いませんね!?」
「そこで、此方に8時間煮込んだ物があります!」
「ご家庭にはありません、先生!!」
「この鍋から……、
「先生!無視しないでください、先生!!」
「この鍋から野菜を取り出します」
「えっ、取り出しちゃうんですか?」
「はい、これは要らないものです!捨てましょう!」
「旨味と香りを取ったので、野菜は取り出します!」
「牛肉を取り出して解します」
「長く煮込んでいるので、簡単に解す事が出来るんですねぇ」
「小さな骨が混じっていることがあるので、根気よく骨を取り除いてください」
「わぁ、大変な作業ですね」
「………」
「……先生?」
「………」
「取り除く作業に集中しないでください、先生!!骨を取り除いたお肉を出してください!!」
「………ありません」
「こんな大変な作業今やって時間内に収まる筈がないじゃないですか!お願いします次に進んでください!!」
「……じゃあ今解した肉だけ使いまーす、チッ」
「舌打ちしない!!」
「さてスープを布巾で濾しましょう。濾したスープが此方です」
「良かった!こっちは用意されてた!!」
「濾したスープに塩を入れ、お好みの味に調整してください。塩は濃い目が美味しいですよ。それから刻んだニンニクも加えましょう」
「はい、塩とニンニクを加えました」
「器に解した肉を均等に並べます。器は大きい物が良いですね」
「はい、肉を並べました」
「ここに、スープを流し込み、冷蔵庫で寝かします」
「はい、スープを入れました。冷蔵庫に入れておく時間はどれぐらいなんでしょう」
「8時間です」
「また8時間!!今日の夕飯どころか明日の朝ご飯にも間に合いませんね!!」
「そこで此方に8時間寝かして完成したホロデーツがあります。スープが煮凝りになって美味しそうですね。ロシアの肉ゼリー、ホロデーツ。完成です」
「わぁ……そういう料理だったんだぁ………。ぜひ明日の夕飯のメニューに取り入れてくださいね!ではまた明日ーー!!」


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今回は会話劇にしてみました。
某所のシナリオみたいな感じですね。
会話劇には会話劇のやり方みたいな物があると思ってます。地の文が無い状態で沢山の事を伝えなきゃいけないし、読んだ時のテンポとかもちょっとは意識してる。
まぁ、望まれてた物がこういうものかは分かりませんが。(寧ろ違う気はする)
今までのどれよりもコメディに仕上げてみました。こんな4分間クッキングはいやだ!!!!

因みにこのホロデーツという料理は存在します。
なので私も一応下調べはしています。が、微妙に載ってる作り方が違うんだよなぁ……まぁ家庭の味ってそれぞれだから、そういう事なのかな。



さて次のお題ですね。
何が良いんだろう……なかなかこのお題を出すって言うのも難しいんだ。

お題『『刈谷という男』が発売された時の本の帯を考える。文字数は150字以内とする』

りいさんの刈谷という男、私の刈谷という男2、何方も載っている設定にしましょう。さあ、どうなるかな。結構期待して待ってよう!!

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