「黒んぼとは結婚しないでね」と言われて育ったわたしから見た映画「バーデン」
KKK博物館をオープンしたトムに育てられ、当然のように自らも入団していたバーデン。
恋したジュディが黒人を家に招き入れていたことから、言動を見つめ直すようになっていきます。
彼は父親同然の男と愛する人、そして「植えつけられた差別心」と「それをおかしいと感じる、芽生えた猜疑心」の間で揺れることとなるのですが、こちらの心も激しく揺さぶられました。
それはその苦悩が普遍的なものとして描かれ、ギャレット・ヘドランドの演技が驚くほど的確でリアルだったからというのももちろんあります