短詩:日曜日の幽霊

月曜日の朝
路上に散らばる
日曜日の残骸が
かすかに光を宿したまま
まだきらめいている

みちゆく人は
気づきもしない

昨日という日が
幽霊になって
いたるところで
息をひそめているなんて

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