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2023/10のヒットソング

日に日に涼しくなりゆく気候が心地のいい10月
今月も聴いていいと思った曲をまとめました。
軽い感想を添えてご紹介していきます。
気になったら是非とも聴いてみて下さい、もう全曲オススメです。



1.Kiefer / Forgetting U

9月リリースのIt's OK, B Uより
いつもハイセンスなジャジーホップサウンドを届けてくれるStones Throwのナイスガイ、Kieferの最新作から。珍美な空気感の中から美しいピアノが浮き沈む、アンビエントとしても聞けるこの曲はもう大好物です。秋にぴったりなころころと鳴る曲です。

2.Wilco / Sunlight Ends
9月リリースのCousinより
USインディの還る場所と個人的に呼んでいるWilco
間違いなく最高のアーティストでアルバム出す度にありがとうと呟かざるを得ないんですが、今作はCate Le Bonのプロデュースによる更に色味の違う作品でした。ときめくような音響に鷲掴みにされたこの曲を、ただ人によっては他にもっと素晴らしい曲があるはず。是非ともアルバムで、Wilcoを聴いて損なんか絶対ありません。

3.HONEYMOAN / Bad News
9月リリースのSorry Like You Mean Itより
原色にギラついてるジャケがかわいすぎる!南アフリカのバンドHONEYMOANのデビューアルバムです。
クオリティの高いインディーポップな1枚でした、ブリブリっとしたベースに引き連れられてゴリっとアグレッシブなこの曲をピックアップ!

4.thanks for coming / Try Again
9月リリースのWhat is My Capacity to Love?より
良すぎる。
このコード感とすぐ側で鳴らされるような録音に死ぬまでときめくことにきっとなるんだろうな…
ずるいのもわかる、けどこういう音が好きで出している人の思いを僕は理解していきたい。

5.Orchid Mantis / spiral ghost
8月リリースのThere Is One Place We're All Goingより
これまた大大大好物の宅録ローファイメロウソング。後述のHelvetiaもですが、撮って出ししまくる宅録アーティストの作品は煌めいている曲の輝き方がプロダクションのしっかりしたものよりも一層眩しく感じます。

6.Ju-Par Unversal Orchestra / Time
76年作のMoods & Groovesより
レアグルーヴ周りで目にしていたこのアルバム、初めて聴いたけどするすると身に染みるようなメロウさとリズムでとてもいいアルバムだと思いました、、
特にシングルカットもされているこの曲は品があって自然と体も揺れ動く、秋空に聴くのがピッタリな1曲です。

7.Slow Pulp / Broadway
9月リリースのYardより
USインディー令和の良心と勝手に呼んでいるSlow Pulpの待望の2ndアルバム!!ほんと和やかにいいアルバムでした…
とりわけこの曲はNeil Youngかと思うような枯れと湿りの相反する要素が両立したいいフォークソングでした。いつかアコースティックアルバムを出してほしいと切に願います。

8.Marvin Gaye / What Kind Of Fool Am I
64年作のHello Broadwayより
美しいコーラスと壮大なオーケストレーション、70年代のクラシック達しか聞いたことない耳で聴くとコテコテのショーマンソウルのアルバムですがやっぱりグッときてしまうのがポップスの素晴らしさだと思います、普遍性のある事は素晴らしい。初期の作品もっと聴いてみたいと思います。

9.Fieh / Supergud
9月リリースのIIIより
ノルウェーのバンドFiehの最新作、もっと話題になってもいいのでは…?と個人的には思っています。
洗練された演奏と曲展開、ある種ひねくれているようにも感じるポップセンスはなかなか聞けないと思います。

10.eee gee / more than a woman
9月リリースのSHE-REXより
全然知らなかったアーティストですが80年代を思い出すレトロな感触が心地のいいグッドなポップアルバムでした!
その中でもこの曲よい…伸びやかに歌われるサビのメロが感動的すぎる…

11.The Walker Brothers / Make It Easy On Yourself
65年作のTake It Easy With The Walker Brothersより
自分はスコットウォーカーが好きでよく聞いていたのですが、恥ずかしながらウォーカーブラザーズのファーストアルバムを聞いていませんでした。
いや、良すぎる。
聞いていなかったのを後悔しましたね…厚いコーラスに包まれながら響くスコットの声の良さはもちろんメロウなメロディが充満した名盤だと思います。

12.Lamp / 月世界旅行
10月リリースの一夜のペーソスより
ここのところ国外を中心に再評価著しいLampの新譜。全く心配のいらない良作を今回も届けてくれました。いつまでも音楽の素晴らしさを伝えようとグッドメロディーを届けてくれる彼らには尊敬の念しかありません…
じわじわと盛り上がりを見せるこの曲が特にお気に入りです。

13.Helvetia / The Clever North Wind
06年リリースのThe Clever North Windより
近年怒涛の宅録撮って出しを続けるHelvetia、その初期06年作がサブスクに公開されました。知らなくてツイッターで間違えて新作の体で呟いてしまってクソ恥ずかしい、、
とにもかくにもやっぱり好きですHelvetia。ひねくれたコード展開とギターフレーズの数々が本当に刺激的で純粋です。もうバンドで活動することはないのかも知れないけどいつの日か見れることを期待して日々を過ごしていければなと思います。

14.Truth Club / Clover
10月リリースのRunning From The Chaseより
いやこのアルバム無茶苦茶カッコいい!!!
ザクザクとしたギターと無感情なボーカルの相性抜群。ポストパンクからポストロック〜スロウコアまで全てひっくるめて体現化しているようなバンドだと思います。今後も要注目ですね…
この曲のバーストするサビは興奮せざるを得ない。

15.Geese / Killing My Borrowed Time
10月リリースの4D Countryより
Geeseの最新アルバム3D Countryでも感じていたスワンプへの情景が最大限に現れた1曲。
このイントロでグッとくるに決まってるでしょ…

16.Helena Deland / Who I Sound Like
10月リリースのGoodnight, Summerlandsより
今月はこのアルバムが1番良かったです。まるで白昼夢かのような幽玄な録音にメロディ…ここまで内省的な音を具現化するアーティストがいる事が本当に嬉しい。
その中でもこの曲のメロディの尊さといったら…エヴァーグリーンという言葉を捧げたい。

以上16曲のご紹介でした。
今回は秋口に聞きたい曲が中心になった気がします。
せっかく日本に住んでるので四季折々の良さを音楽で増幅したいな…という感覚です。
何かしらグッと来る曲に出会えたら幸いです。

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