tabekake music podcast

近年のインディーミュージックを中心にオススメ作品を紹介するポッドキャストのNoteアカ…

tabekake music podcast

近年のインディーミュージックを中心にオススメ作品を紹介するポッドキャストのNoteアカウント|大体月一でオススメします Link→https://open.spotify.com/show/7cioOoP7yMkWG48m8ai2nw?si=3bdbcb4e6739482f

最近の記事

焦燥と自責と後悔の先に-Cloud Nothings全アルバムレビュー

アメリカオハイオ州クリーブランド出身のDylan Baldiの音楽プロジェクトとして発足したCloud Nothingsは今年で活動15年目を迎える。 そして4月19日に(2020年に自主リリースの2作を除く)通算8作目となる『Final Summer』がリリースされた。 3作目の「Attack On Memory」でCloud Nothings=Dylan Baldiに出会い、そのとてつもない激情を包み隠さずぶちまける姿に強く魅了された自分は、今現在まで1ファンとして作品

    • 2024/03のヒットソング

      春を越えて初夏のような陽気の出てき始めた3月末日。 また今月聞いた中でグッときた曲をまとめました。 軽い感想と共にご紹介していきます。 1.nubo / Eternal Flight / 永遠なる飛行 3月リリースのPlanetary Vision / 惑星のビジョンより アルバム全体を通して直接鼓膜を震わせるような立体的な電子音に包まれながら、小鳥の囀りや道端の話し声が聞こえてきて、懐かしい田園風景を瞼の裏に映し出してくれます。 この曲は流れゆくような音の流れに身を任せ

      • 2024/02のヒットソング

        2024年も早くも2ヶ月が過ぎ去りました。 また今月聞いた曲達の中でグッときた曲をまとめました。 軽い感想と共にご紹介していきます。 1.Militarie Gun / Will Logic (feat. Mannequin Pussy) 1月リリースのEP Life Under The Sunより。 LAのバンドMilitarie Gun、Title FightやHot Water Musicを彷彿とするマッチョでタフなボーカルが特徴のバンドだったのですが、今作はアコー

        • アツレキまくる世界を諦めろ-ZAZEN BOYS『らんど』を聴いて-

          朝、アラームが鳴り薄く意識を取り戻してからいつも30分ほどは生きているのか死んでいるのか、意識の混濁した曖昧な時間を過ごしている。この30分を有効に使おうといつも決意を固めてから毎夜床に着いているというのに、何か人智を超えたとてつもない力によって、シナプスを束縛され体を支配されているような、どうしても抗うことができない時間。 自分は死ぬまでこの30分を克服することはないのだろう。 震度7を超える大地震で幕を開けた令和6年。如何とすることもできない自然災害の無慈悲で強大な力を

        焦燥と自責と後悔の先に-Cloud Nothings全アルバムレビュー

          2024/01のヒットソング

          2024年一発目の今月聞いてよかった曲集! 軽ーく感想を添えてオススメしていきます。 今月もいい曲に沢山出会えました… 1.The Lilac Time, Nick Duffy / Toga Party 09年作のSapphire Stylusより。 素朴なウクレレやギターなどを用いたこじんまりとした伴奏曲。森の中で動物たちが行き交うような心温まる映像が思い浮かびます。こういったプリミティブでドラマティックな音にはどうしてもグッときてしまいます性癖ですね… 2.Supe

          2024/01のヒットソング

          2023 ベストソング TOP10

          2023年もお疲れ様でした!!! 個人的には本当に疲れた1年、その分も音楽に助けてもらった1年になりました。 そんな2023年リリースの楽曲の中で 「どれだけ感動したか」 という基準で10曲を選出しました。 もし知らない曲があれば是非とも聴いてみて下さい。 10.COVET / lovespell夏祭りも終わりに近づく中、金魚掬いで救った金魚を片手に提げながら、帰宅しようと自転車のペダルを漕ぎ始めたその瞬間、ふいに花火が打ち上がる。そんな景色を思い起こします。 幾つも重

          2023 ベストソング TOP10

          2023/11のヒットソング

          2023年の11月に聞いたグッと来た曲集です。 好きなものを聴き続けて早残り1ヶ月、あの頃こういう曲聴いてたな…と思い出せるように作り始めたプレイリストですが段々と日常の一部分になってきたように感じます。 おすすめの曲、アルバムばかりです。ピンと来たら是非とも聞いてみて下さい。 1.what is your name? / the now now and never 22年作のthe now now and neverより。 エ、、、、、、エモ!!!!! カナダトロント

          2023/11のヒットソング

          2023/10のヒットソング

          日に日に涼しくなりゆく気候が心地のいい10月 今月も聴いていいと思った曲をまとめました。 軽い感想を添えてご紹介していきます。 気になったら是非とも聴いてみて下さい、もう全曲オススメです。 1.Kiefer / Forgetting U 9月リリースのIt's OK, B Uより いつもハイセンスなジャジーホップサウンドを届けてくれるStones Throwのナイスガイ、Kieferの最新作から。珍美な空気感の中から美しいピアノが浮き沈む、アンビエントとしても聞けるこの曲は

          2023/10のヒットソング

          2023/09のヒットソング

          毎月作っている聞いてよかった曲のプレイリスト2023年9月版。 良かったところ、おすすめなポイントを軽く文章でまとめています。散歩のお供に是非聞いてみて下さい。 1.Cyndi Lauper / On The Sunny Side of the Street 03年作のAt Lastより。 80'sシンセポップのキラークイーンのイメージしかなかったシンディローパーの近年作を聞いてみてるんですがこれまた外れないんですわ… ビックバンド的なアコースティックな演奏に乗る歌声の澄み

          2023/09のヒットソング

          2023/08のヒットソング

          毎月作成している聞いた中でグッと来た曲集の2023年8月版です。 近年のインディーミュージック中心のプレイリスト、何かしら感銘を受ける出会いに繋がれば幸いです。 Michael Sayer / love songs カリフォルニアを拠点に活動するSSW、Michael Sayerの最新曲。とろけるように甘いメランコリックなギターの調べと歌声で朝起きてまどろみたい時によく聞いていました。 CHEMTRAIL / LUCKY STAR やっぱりエモは北海道が熱いのか?! そう

          2023/08のヒットソング

          初めてヨラテンゴを見て大号泣した話

          茹だるような熱気を放つ太陽の下を錆びついてガコガコとペダルがひっかかるボロボロのママチャリで漕ぎ着けてたどり着いた河川敷。そこで聞くYo La Tengoの曲はいつもどこか橙色を帯びていて、夕焼けを見ながら聞くのがいつも好きだった。 Yo La Tengoとの出会いは高校2年生の夏だった。 当時はフォールアウトボーイやマイケミを初めとしたエモ全盛期。メジャーにエモが殴り込み次々と新しいバンドが湧いて出ていた時代だった。フォールアウトボーイにゾッコンだった自分は一体どんな音

          初めてヨラテンゴを見て大号泣した話

          2023/07のヒットソング

          今月聞いた中でオススメ曲の感想をつらりつらり書いていきます! 1.Cola / Fulton Park 去年の暮れに出ていたカナダのバンドCola。聞いてみるとなんともシュールで小気味のいいギターサウンドのかっこいいアルバムでした。その中でもハッとする急展開を見せるこの曲に耳が1番反応しました。 2.Claud / All Over 話題になっていて早速聞いてみたClaud。いい。特にこの曲のリードギターみたいな滑らかなフレージングドチャクソ好きなんです。 3.Shin

          2023/07のヒットソング

          2023/06のヒットソング

          2023年6月に聞いた中でグッと来た曲集です。 それぞれの曲やアーティストについて備忘としての情報や簡単な感想を添えていきたいと思います。 どれもオススメな曲ばかりなのでぜひとも一聴してみて下さい。 ※今回のプレイリストの中から数曲紹介をしているspotifyのポッドキャストです! こちらもぜひ! 1.家主 / きかいにおまかせ 日本のロックバンド家主の今月リリースの最新シングル。 ポッドキャストでも語りましたが高校時代に音楽の趣味が近いクラスメートに出会い 俺たち

          2023/06のヒットソング