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『タイ料理×青パパイヤ』が生み出す新しいウェーブ

こんにちは。
最近カレーにパクチーを入れることにハマっている、
NIPPON TABERU TIMES(以後食べタイ)学生編集部のますだです。
皆さん、タイ料理といったら何が思い付きますか?

「フォーかな……?」

残念。それはベトナム料理です。
有名なのは、「ガパオライス」「トムヤムクン」ですね。
続いて皆さん、青パパイヤといったら何が思い付きますか?

「南国の果物だという事は知ってるけど……」

はい、それは間違いではありませんが、普段皆さんが知っている果物のパパイヤは熟した青パパイヤなんですよ。

今回はそんな知ってそうで意外と知らない『タイ料理』と『青パパイヤ』がタッグを組んだイベントに参加して来ました。

『このタッグが日本に新しいWaveを起こしそうだ!』

はじめに

今回イベントが開催された会場は、茨城県古河市にある古民家山川邸
食べタイでも度々イベントを開催させてもらっています。

イベントの会場となる山川邸
食べタイのイベントの様子

この山川邸には築140年の歴史があります。
元々武士であった山川さんが“脱サムライ”をして、
故郷であるこの古河の地で農家として生きて行く事を覚悟し、
自分の生き様を突き通した土地・場所がこの古河・山川邸です。

働き方や生き方が自由になりつつあるこの時代だからこそ、
僕たちはこの山川さんの生き様に強く惹かれました。

今回はそんな山川邸の畑を管理している秋庭農園さんとオラソル農園の阿部さんが主催のイベントに参加してきました。

農業のプロである“農家”と食のプロである“料理研究家”のコラボ。
それが山川邸で出会い、どんな化学反応を起こすのか。
そんな食のリアルを見てきました。

そして今回は前編にイベントレポート、後編にインタビュー記事の二本立てでお送りいたします!



パパイヤ畑には南国の風が吹く。

まず皆さん、パパイヤって南国でしか育たないと思っていませんか?
残念。
実はパパイヤは関東でも育ちます。
最近だとパパイヤを使った地域活性化が行われるほど色んな地域で育ちます。
しかしやっぱりパパイヤ畑は『南国』でした。

どういうこと?って思いますよね。
「実際に畑に行って全身で感じてきてください」
と言いたいところなんですが!
さすがに皆さん全員がパパイヤ畑に行ったら、畑が大変な事になりそうなので、
僕の感性で感じた事を僕の語彙力をフルに使ってお伝えします。

…………
畑に入ると感じるパパイヤの花から香る「爽やかな香り」
周り一杯に広がるパパイヤの「緑の可愛らしい葉」
そしてパパイヤの間をフッと吹き抜ける「心地よい風」
パパイヤ畑そこはもう南国。陽気な国“メキシコ”でした。
…………

ふふ。伝わりましたか?
もし本当にパパイヤ畑に行って南国を感じたい方はご連絡ください(笑)。

実際に自分でパパイヤを収穫する参加者

ということでイベントの始まりです!!

まずは、青パパイヤの収穫体験!

初めてパパイヤが生っているのを見る方もたくさん。
パパイヤ農家の阿部さんの周りには質問したい人の人だかりが出来てました。

意外と簡単に取れるパパイヤ。
一番大きそうなパパイヤを狙って収穫!

原産がメキシコのパパイヤ。
そんなパパイヤに囲まれて撮る写真はどことなく陽気さを感じますね。

「パパイヤはやっぱり青い空が似合う。」とパパイヤ農家の阿部さん。
実際にメキシコで働いていた経験もあり、そこでメキシコの食の奥深さに惹かれて農家になったと言います。
青パパイヤに包まれながらする農作業はとても心地よく、苦も無くずっと作業が出来るのだとか。
僕もパパイヤ畑で作業したら捗るのかな……(笑)。

確かにパパイヤと青空は似合う。

パパイヤ、すごいのは青空とのマッチング度合いだけではないんです!

実はこの青パパイヤには様々な効能があるんです。それがこちら。

・ダイエット
・美容効果
・抗がん作用

などなど。
女性には嬉しい効能ですね。
さらに驚きの効能がありました……!

青パパイヤを美味しく食べる“黄金レシピ”

はい。
と言う事で大興奮のパパイヤの収穫が終わった後はお待ちかねのタイ料理教室です。
(実はさつまいもの収穫体験もしました。それは後ほど。)

様々な栄養素や効能がある事がわかった青パパイヤですが、
実際どうやって食べればいいかわからない!って人は多いですよね。
僕も今までは知りませんでした。

タイ料理研究家の森村先生に「美味しい青パパイヤの食べ方」「本格的かつ日本人が食べやすくアレンジしたタイ料理」を教えていただきました!

今回のメニューは、
①ソムタム
②イエローカレー
③ココナッツミルクと青パパイヤのデザート
です。

今回は自宅で簡単にできるソムタムの作り方を教わりました!

ソムタムとはタイで食べられる青パパイヤをたくさん使ったサラダで、日本でもよく食べられる代表的なタイ料理。ソムタム専門店が東京にあるのだとか。
東南アジア特有のクセや辛味を抑えて、日本人の口にもあうソムタムを作りました!

デモンストレーションとして森村先生に作っていただき、その後みんなでソムタムを作るという流れでした。
先生曰く、このソムタムが一番青パパイヤを美味しく食べる“黄金レシピ”だそうです!

秋庭さんも一緒にソムタム作りをします。

千切りにした青パパイヤとニンニクなどの食材を入れたら、ソムタム用の臼で潰していきます。
ソムタム用の臼がある事に驚きです。
それだけタイで日常的に食べられる、伝統的な料理なんです。

△参加者も袋に食材を入れて叩きます。


別にソムタム用の臼じゃなくてもいいそうです。笑
たくさんの量のソムタムを作るときは袋に入れて、叩くと効率よくできるのだとか。

同時進行でイエローカレーが作れらています。
青パパイヤと人参、骨つきの鶏肉などが入って、市販のルーで出てこないスパイシーな香りがします。

その隣では、秋庭さんが作ったお米“ふくまる”を釜戸炊き!
新米の釜戸ご飯なんて美味しい事間違いなしです。
しかも今回のご飯には秋庭さんが作った“黒米”も入っているんだとか。

そんなこんなで先生のお手本ソムタムの完成です。
お皿の上にバナナの葉を引いて、ソムタムを高く盛りつけます。

はい!!
青パパイヤ盛りだくさんのソムタムの完成です!

秋庭さんのふくまると黒米を使った釜戸炊きのご飯とイエローカレーも出来上がりです!

山川邸の中で歴史を感じながら、待ちに待ったソムタムとイエローカレーをいただきます!

まずはソムタムです。
トマトの赤、キュウリに緑などの色鮮やかな見た目。
そしてたくさんの青パパイヤが入っています。
ではいただきます。

‥‥んまい!!

東南アジア系の独特の癖がありながらも、
その癖が嫌じゃない癖でとても美味しい!!
そして青パパイヤのシャキシャキした食感ピリッとスパイスが効いてて、
暑い日にピッタリ!
体の温度を下げてくれそうな爽やかさを感じます。

続いてイエローカレー。
ごろっと根菜類が入って、しっかり骨付き鶏肉も入ってます。
いや、美味しくないわけがないじゃないですか。
はい、まず香り。
市販のルーだと感じる事ができないそれぞれのスパイスの香り。
そのそれぞれが絶妙なハーモニーを奏でて、僕の食欲を刺激します。
では、いただきます。

うううまいいっ!!

イエローカレーの辛すぎない適度なスパイス。
そしてその中に感じるココナッツミルク甘み、野菜とお肉から出る旨味。
全てのバランスが良くとっても美味しいです。

カレーはもちろん美味いですが、お米も美味しい!!
秋庭さんちのふくまるは大粒で独特なもちもちとした食感。
そしておこげの香ばしさがとっても美味しいです。
釜戸ご飯はこのおこげができるので最強です。

そしてこのカレーの驚きポイントが、実は「骨つき鶏肉」。
なぜかすっごいほろほろ。
スプーンで骨から肉が取れてしまうほど、柔らかくなってるんです。
衝撃の柔らかさでした。
さてみなさんに問題です、
なぜこの骨付き鶏肉は柔らかくなってのでしょうか??

はい。

答えは、『青パパイヤの酵素がお肉を柔らかくするから』です!!
前の章に少し書いたのですか、パパイヤの酵素には様々な効果があります。
その一つがこのお肉を柔らかくすることなんです。
本当に衝撃的な柔らかさでした。

はい。熱くなりましたが、トータルまとめるととっても美味しかったです。
(もちろんパクチーも入れていただきました。これもとっても美味しかったです。)

ここはタイなのかな?

そして少し落ち着いたら、青パパイヤのココナッツミルクデザートの登場です。

少し青臭いのかなと思ったら、全然青臭くない!
ココナッツミルクとバナナの程よい甘さと味が染み込んだ青パパイヤがとっても美味しい!スパイスカレーを食べたあとにちょうどいい優しい味です。

そしてまた青パパイヤの食感がとても良い!
例えるならナタデココのような少しコリコリした食感です。
森村先生曰く、このデザートを作るのは簡単ではなかったのだとか。
このデザートの作成秘話については後半のインタビュー編でお伝えします!


以上10/6に山川邸で行われたイベント紹介編でした!
初めての青パパイヤ収穫と本格的なタイ料理教室など、
普段なかなか行わない事を山川邸と言う非日常空間で行う事でより一層特別な時間になりました。

後編は、ゲストのパパイヤ農家の阿部さんとタイ料理研究家の森村先生のインタビュー編です!
このイベントについてやご自身の事など色々聞いてきました!お楽しみに!

文責:増田雄太朗

※この記事は2018年10月に作成されたものです。


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