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■インディ・ジョーンズが探検したディオニュシオスの耳はココだ!

■タオルミーナ発 世界遺産シラクサ1日観光

6月30日、いよいよインディ・ジョーンズの最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」が公開されます。予告によりますと、人類の歴史を変える力を持つ「運命のダイヤル」を巡ってインディは、因縁の宿敵である元ナチスの科学者と争奪戦を繰り広げるそうです。そして今回のロケ地はイギリス、シチリア、モロッコと言われています。「インディ・ジョーンズ」といえばヨルダンのペトラ遺跡がロケ地に選ばれて、多くの方が見に行くようになりました。今回もインディの活躍が観光地を元気にしてくれることを祈っています!

さて、シチリア島で最も美しいといわれているのが南東の岬にあるシラクサです。シチリアに行ったら絶対に観ておかねばならない町なのですが、なんと紀元前5世紀ごろにはアテネを凌ぐほどの大都市で、紀元前287年には有名な数学者アルキメデスが当地で生誕します。何トンもある大きな船が沈まないことをアルキメデスの法則で浮力を証明した天才ですが、古代史の大発見といわれている世界最古のコンピューター「アンティキティラ島の機械」もアルキメデスが設計したものではないかという説もあるそうです。どうもインディもこの謎を探って当地を訪ねてきたのではないかと勝手に想像しています。


もう一つ、太宰治の小説「走れメロス」もまたシラクサが舞台になっています。昔の記憶では走っているシーンからマラソンのイメージがあり、舞台はギリシャと繋がっていましたが、イタリアのシチリアを走っていたとはびっくりです。当時のシラクサは人口40万人に及ぶ大都市だったようです。きっと妹の結婚式の祝い品を買うような商店街もあったのでしょう。

シラクーサは2500年以上の歴史を持つシチリア島の最も古い港町で、街は古代遺跡の宝庫となっています。ギリシア人がつくった巨大な劇場もあれば、地底には古代ローマ人が残した迷宮も広がっています。メロスが走った景色がどんなところだったかを想像していただき、インディをご覧になった方は是非シラクサに興味を持って頂ければ嬉しいです。


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