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列車の中で出会ったほのぼのした風景

和歌山に取材に行きました。
行先は南紀(那智勝浦など)だったので、東京から大阪周りではなく、名古屋から紀伊半島をぐるっと周って向かいました。
東京から名古屋までは新幹線、名古屋から紀伊勝浦までJR特急です。
片道約6時間もかかる長旅でしたが、私は列車旅が好きなので車窓に移ろいゆく風景をぼんやり見ながら心地よい時間を過ごしました。

さて名古屋から紀伊勝浦に向かう列車内で見かけた風景が、とても懐かく感じたので共有したいと思います。
列車の中で、乗客の男性が車掌さんに質問していました。
質問の内容は「この列車は海沿いは通るのかい?」というような、なんてことないものだったと思います。
その車掌さんは乗客の質問に答えた後も、しばらくそこで、沿線の風土、文化などについて談笑していました。
けっこう長い間(15~20分位かな)話しこんでいたと思います。
その風景がとっても和やかでほんわかして良い感じだったのです。

東京や大阪など都市圏内の列車内ではありえない風景でしょう。
話の中身もそれほどたいしたことはない、些細なこと笑(失礼!)
でもきっとその乗客の男性にとって、車掌さんとの会話は良い旅の思い出になったのではないかなと思います。

こういった、遊びというかゆとりが世の中には少なくなってしまったような気がします。
効率化、スピード重視。無駄なく最短距離で結果を出す。それが最も重視される世界。
それは間違いではない。ただ、一見無駄とも思える、人との何気ない会話や時間って、人間が生きていく上でけっこう大事じゃないのかなぁ、と彼らのやりとりを見ていてそう感じました。
私はその輪の中にはいませんでしたが、傍からなんとなく見ているだけでも微笑ましく、癒される時間を分けてもらいました。
こういう出来事があると、旅全体が良い思い出になるんですよね~。

私が子供のころ、家の前を走る路線バスには車掌さんが乗っていました。
いつも乗車口付近に立っていて、大きな"がま口"を首からぶらさげて、乗客ひとりひとりに行先を尋ね、切符を切って集金していました。
今から思うと信じられないくらいのどかな光景。
車掌さんは大体いつも同じおじさんで顔見知り。
私の母はちょっとした世間話を交わしたりしていました。
その後、人件費抑制の為なのか、技術向上の成果なのかはわかりませんが、車掌さんはいなくなり、ワンマンバスなんていう言葉が聞かれるようになりました。「昔はよかった」と諸手を挙げて懐古趣味に浸るつもりはありませんが、ああいうのどかな世界、のんびりした時間の中での"人と人とのこころのふれあい"って意外に意味あったんだなぁ、と思います。

さて和歌山の記事はレンタカーでの旅行の魅力をお伝えしています。
車での旅行を薦める理由は。。。
車窓からの風景が変化に富んで美しい。特に国道42号線は海岸線に沿って走る部分が多く、景色も素晴らしく、ドライブにピッタリ!
道路が枝分かれしていないので、初めての運転でもルートが分かりやすく、迷いにくい。
バスや列車など公共交通機関だけでの移動は結構大変(運行便数の少なさ、観光スポット点在など)
私は免許は持っていますが、普段は運転しないペーパードライバーです。
そんな私でも、和歌山ドライブ、かなり楽しめて、良い思い出が出来ました。
記事を読んで、私と一緒にヴァーチャルトラベルしませんか。
食いしん坊の私、グルメ情報も満載です。

                           2023年8月17日

>>このnote投稿の概要は最初の記事「はじめまして」をご覧ください。

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