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When(いつ)・Where(どこで)・What(どんな)・How(どのように)意識して広告出していきたいなという話

ある平日の消費行動の変化

日々の行動範囲が山手線沿線なので、よく電車広告のラッピングは車両内外問わず見てしまう。ある平日に、ふとinゼリーの広告を見つけた。

ふと目に入った広告だったにもかかわらず、その広告は私の普段の消費行動を変える広告になった。

たかが広告だし、たかが平日の朝の数分程度の行動に対し大げさな言い方に聞こえる方もいるかもしれないが、個人的に広告によって自らの行動が変化させられた実体験はとても大切にしたいと考えている。

その理由は、普段から広告関連の仕事をしていることが理由の1つとして大きいかもしれない。

常に「Who(誰)」「When(いつ)」「How(どのように)」したら商品やサービスを買ってもらえるのだろうかを考えすぎると、ふとした瞬間に、自分自身が消費者の1人であることを忘れていたことに気づく瞬間があるのだ。

そのため、今回の体験はそんな自分の自戒でもあるのだ。

だから今回の山手線のinゼリーの広告はユーザーインサイトにものすごく迫っていて、個人的に印象に残った広告だったためnoteに残しておくことにする。

inゼリーの電車広告について

2018年3月下旬よりビジネスマンに扮した櫻井翔さんのinゼリーの広告がJR山手線の車体と各駅のホームドア、大阪メトロ御堂筋線の心斎橋駅および天王寺駅のホームドアに掲載されている。(終了日は不明)

実際に山手線のラッピング画像は下記です。

森永成果HPより

森永成果HPより

今回の元ネタはTwitterで呟いていたりします。

とある朝の駅のホームにて…

結果から言うと、山手線のinゼリーの広告を見た私はいつも通り電車を降りて改札を出た足で、駅のキオスクでinゼリーを初めて買ってしまった。

購入後、私は一連の消費行動の理由を考えた。
櫻井翔はもちろん好きだが、ファンを名乗れるほどではない。

では、なぜ私はinゼリーを買ったのか。(再度自問)

それは、広告に提示されていたinゼリーを購入するであろうと想定されていたユーザー層が自分のことだと自分事化したからだと思った。

朝はゆっくりしたいからどうしても朝ごはんを優雅に食べる時間があれば1分でも1秒でも長く寝たい。しかし、朝ごはんを食べないとお昼までの間お腹が空いて仕事に集中できない事態は避けたい。しかし、仕事中なので音やにおいの出る食べ物は食べれない(食べてもいいが気になる)
その結果、私の選ぶ選択肢はおのずとカロリーメイト一択になっていた。

なぜinゼリーではなかったのか。
特に理由はない、何となくだ。
最初の選択のタイミングで目に入った駅のキオスクの目立つ位置にカロリーメイトがあっただけのこと。つまり、いつでもinゼリーに乗り換えても良かったのだが特に乗り換える理由がなかった。

それを、この広告はひっくり返したのだ。

「朝飯食ってる場合じゃない」し
そういえば最近「ビタミン不足も気になる」し
どちらかと言えば「健康にも気を付けたい」と考えると…

……これ私じゃん。
と自分事化した私は見事電車を降りた足でお店に向かい
見事「in ゼリー」を初めて手にしたのでした。

今回の自分の行動からの学び

「Who(誰)」「When(いつ)」「What(何を)」「How(どのように)」伝えるのかは前提として大事であることを踏まえて今回の気づきを簡単にまとめると下記のとおりだ

・媒体選定って大事
・ターゲット層は広い、しかし絞る(消費財メーカーに限ってかも)
・スーツ男子は3割増し説 is ある

上記3点もとても大切なことだが、今回の一番の経験は購入までの行動変化を自分自身で意識して、つたないながらも言語化できた過程でした。

やっぱり、広告はすばらしい…!

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