20作品のロケ地にも起用、近江商人発祥の農村集落 ~ Photo ~ Gokasho farm village, the largest home of Ohmi merchants

画像1 滋賀県東近江市に「五個荘(ごかしょう)金堂」という国の伝統的重要建造物群保存地区にも指定されている農村集落があります。近江商人の本宅と農家集落が一体となった町並みや美しい水路が残されています。
画像2 メインの町並みは500メートル四方より少し大きいくらいのサイズで、広大な近江盆地の田畑にいまでも囲まれています。~地図は東近江市公式観光サイトより引用 https://www.higashiomi.net/document.html ~
画像3 中山道69次のうち、65番目の愛知川(えちがわ)宿と66番目の武佐(むさ)宿の間にあり、宿場に人足や馬を提供する助郷制度で金堂村は武佐宿に出役しました。いまでは京都と新潟を結ぶ国道8号線沿いにあります。
画像4 稲作中心の農村でしたがそれだけでは生活が苦しく、江戸中期以降、行商の副業を始める商人が現れ、全国に商圏を拡大。
画像5 近江商人は近江盆地一帯から出ていますが、なかでも近江八幡と日野、そしてこの五個荘が最も多くの近江商人を輩出しています。
画像6 現代に活躍する近江商人系企業として、高島屋、丸紅、伊藤忠、日本生命保険、ワコール、西川産業などがあります。写真の近江商人博物館でかなりよく近江商人について学ぶことができます。
画像7 見学可能な商家8つのうちのひとつ、外村繁邸です。
画像8 (外村繁邸)
画像9 (外村繁邸)
画像10 (外村繁邸)
画像11 近江商人屋敷、外村宇兵衛(1777-1820)邸。主に呉服太物を扱い、明治期には全国の長者番付にも名を連ねました。2021年現在改修工事中で今後は宿泊施設に生まれ変わります。
画像12 近江商人屋敷、中江準五郎邸。昭和初期に朝鮮半島や中国で三中井百貨店を築いた中江家4兄弟の末っ子の本宅です。
画像13 (中江準五郎邸)
画像14 寺前・鯉通り。外村繁邸や外村宇兵衛邸もこの通り沿い500メートルほど先にあります。
画像15 寺前・鯉通りの鯉
画像16 寺前・鯉通りの鯉
画像17 近江商人屋敷 藤井彦四郎(1876-1956)邸。生家でもある旧宅を資料館としたもので、総面積8155.3平方メートルの中に屋敷・土蔵・展示館があります。
画像18 広大な庭園も他の近江商人屋敷にはない特徴です。藤井彦四郎邸宅は五個荘町並中心部からは南東に少し離れた位置にあります。
画像19 明治期に入り、五個荘は東海道線からも、旧東海道沿いを四日市から草津に至る関西鉄道のルートからも外れましたが、旧彦根藩士族と有力近江商人を中心に近江鉄道株式会社が設立され、現在に至ります。
画像20 五個荘は多くの映画やドラマの撮影にも使われてきました。https://www.higashiomi.net/document.html

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