東近江市

滋賀県内の石造物㉒:称名寺宝篋印塔

名称:称名寺宝篋印塔

伝承など:なし

所在地:滋賀県東近江市五個荘三俣町 称名寺

近江商人の町として知られる五個荘の中心地から南に少し下り、東海道新幹線の高架の手前にある称名寺は、小さな無住の寺であるが、境内の墓地には堂々たる風格を備えた鎌倉時代の宝篋印塔がある。

相輪が欠損して地輪もほとんど地に埋まっており、銘文もなく来歴も不明であるが、鎌倉時代後期の作と推定され、隅飾りは古様を示してい

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滋賀県内の石造物⑰:正寿寺宝篋印塔

名称:正寿寺宝篋印塔

伝承など:なし

所在地:滋賀県東近江市柏木町 正寿寺

東近江市の正寿寺は、田園の中の集落の一角にあり、現在は本堂があるだけの小さな寺院であるが、公卿・飛鳥井氏の屋敷があったと言う伝承があり、境内には鎌倉時代の宝篋印塔が二基ある。

本堂裏の一角に並んで建つ二基の宝篋印塔は、ともに鎌倉時代後期のものであり、特に向かって右側の塔(二枚目)は正応四年の銘文を持つ。

塔の高さ

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滋賀県内の石造物⑫:金堂馬場五輪塔

名称:金堂馬場五輪塔

伝承など:なし

所在地:滋賀県東近江市五個荘金堂町 安福寺

近江商人の町として知られる滋賀県の五個荘は、近江商人の屋敷などの古い町並みが残る地区であるが、その五個荘の安福寺の境内に鎌倉時代後期の正安二年銘を持つ五輪塔がある。

地名から金堂馬場の五輪塔と通称されるもので、在銘塔としては滋賀県最古の五輪塔である。

地輪が低く古様を示す石塔で、鎌倉時代の五輪塔特有の重厚感

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滋賀県内の石造物⑥:乾徳寺宝篋印塔

名称:乾徳寺宝篋印塔

伝承など:特になし

所在地:滋賀県東近江市五個荘川並町 乾徳寺

近江商人の街として知られる五個荘の集落のはずれにある乾徳寺には、鎌倉時代後期の優美な宝篋印塔がある。

墓地内に建つこの石塔は、永仁五年銘があり、惜しくも相輪を欠くがほぼ完形の在銘塔で、東近江地方を代表する石塔の一つである。

やや小ぶりながら装飾性に富み、鎌倉時代の宝篋印塔が多い滋賀県内でも一際美しい塔で

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