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娘のテニス: 一年後

約一年前にまさかの逆転負けをした同じ場所で、同じパートナーと、同じチームを相手に、娘のテニスの試合があった。そして、またもや全く同じ展開で、まさかの逆転負けをした。3セット目は、まさにデジャヴ。去年の試合後に娘が泣いたことが思い出されて、私は不安になっていた。

試合後、ベンチにいる娘に笑顔が見えて、少しホッとした。でも、まだ分からない。後で泣くかも…と不安を拭い去れずにいたけど、娘は私のところに来ても笑顔だった。悔しい、と言いつつ、でも調子は悪くなかったし、相手が上手にプレイしただけ、何もできない、と笑う娘に心から同意して、いい試合だったと伝えた。

もちろん、泣いたっていい。泣いて悔しがる娘を受け止める覚悟もできていたけれど、泣く必要などないような良い試合だったし、やっぱり泣いている娘を見るのは辛い。笑顔の娘を見る方が断然いい。

一年で、娘は成長した気がする。テニスでも、それ以外でも、たくさん辛い思いをして、それらを糧に成長した娘を見れた気がする。寒い中、試合を見に行ってよかった。

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