【2022年 南アフリカ サファリ番外編】南アフリカ鍋料理 ポイキ
2022年3月に行った南アフリカ里帰り旅行。中途半端に終わっていたため年末になってせかせか記事を書いています(笑)季節が若干ずれていますが、今回は宿で作る南アフリカの家庭鍋料理を作っていきます!
2022年3月。私達は南アフリカにあるクルーガ国立公園周辺に滞在しています。
サファリでは豪華なテントに泊まっています。今回は私とパートナー・義両親の4人でサファリに来たので、2棟ある宿を選びました。クルーガ国立公園の外の宿は少し安めでお得だったりします。
午前中はサファリのオアシス的存在のブッシュセンターで買い出しをしてきました。
前回の記事はこちら↓
南アフリカの鍋料理 ”ポイキ(POTJIE)”
南アフリカではバーベキュー(ブラーイという)は大変重要な食文化の一つで、サファリの宿には必ずといっていい程ブラーイ用のコンロが用意されています。もちろん各家庭にもコンロが庭に必ず置いてあります。南アフリカ人は週末になると各家庭で肉を焼きブラーイを楽しみます。
ポイキはそこに大きな鍋を置いて作るスローな煮込み料理です。日本でいえば肉じゃがのような存在でしょうか。今回は南アフリカの家庭鍋料理『POTJIE(ポイキ)』を作っていきます!アフリカーンス語で "JIE" は小さい、"POT"は鍋の意味です
ポイキの作り方
最初の仕事は火起こしです。南アフリカ男子は家庭に積極的に参加し、身を粉にして働く人が多いようです。(日本人女子からみると、かわいそうなくらい我慢する事が多々ある南アフリカ人男性(笑)女性が圧倒的に強いのだ)
これは基本的に男性の仕事となっていて、ビール片手に男性同士が仕事や家庭の愚痴を話す大切な時間です。
もくもくと良い木の香りがしてきました。木が燃えて落ち着いてきたら準備完了です。ポイキは調理時間が長いため友人や家族と話しながら作っていくスロー料理です。
その間女性陣は野菜の準備をします。スーパーで買ってきたポイキ専用の野菜詰め合わせを買ってきました。それとチキン。昨日の残りのサツマイモも使います。
オニオンをバターで茶色くなるまで炒めていきます。
ガスコンロとは違い、火加減の調節が大変です。パートナー頼むぞ。
いい色になってきました。
匂いに誘われて野生動物も顔をだします。あなたは草食でしょ?(笑)
チキンを入れていきます。火加減が難しく若干オニオンが焦げてる気がするけど気にしないのです( *´艸`)
そこにポイキのミックス野菜を投入。(簡単だなおい。)基本的に何を入れてもおいしいですが根菜系が良く合いそうです!
ブッシュセンターで見つけたポイキソースを回しかけます。通常はコンソメ系(チキン、マッシュルーム)スープの素を使うらしいです。
グレイビーソースのような、遠くの方で酸味があるチキンベースのソースでした。
ここからがまた長い。弱火でコトコト30分~一時間程煮込んでいきます。
サファリをお散歩
火の晩は義父に任せて、パートナーと周辺を散策します。
早速野生動物が現れました。ヌーかな?私達の方を何度か見てからゆっくり歩いていきました。
クドゥの雌たちが遠くから私達を観察しています。少しでも距離を縮めようとすると、逃げてしまいます。ちなみにクドゥのオスはうねうねとした角があります。
ホカホカのポイキが完成!
散歩から帰るとポイキが完成していました。そしてもう真っ暗。半日掛かりの料理ですw
美味しそうなポイキ!!野菜もくったり煮込まれています。
電気がないため辺りは真っ暗。みんなで協力してサーブします。
外のダイニングテーブルでいただきます!!
ポイキは日本の肉じゃが的存在でしょうか。今回はチキンを使用しましたが牛でも豚でも、ダチョウでも作れそうです。
じっくり煮込まれたチキンは、ほろほろと崩れます。じゃがいもはあらゆる野菜と肉のうまみを吸っていて柔らかい。。少し甘め&酸味のあるソースがまたご飯に会います。今回は日本の米を使用していますが、現地の人は細長いライスや、パンと合わせても食べるそうです。
虫の声が遠くで聞こえる静かな夜。自然と一体になったようないい気持ちです。今までキャンプをしたことがなかったけれど、こんな感じなのかな。
デザート
ブッシュセンターで買ってきたカスタードプディングを南アフリカのパックコーヒーと頂きます。
甘ったるいだろうなーと思って食べたら、さわやかな甘さでとてもおいしい!シナモンが振り掛けられていれ、タルトの底にはサクッとしたクッキーが敷かれていて相性抜群。かなり大きめのタルトを買いましたが4人で丁度よかったです(*^▽^*)
自然に戻ったせいか日が暮れると自然に眠くなり、そそくさとみんな寝床にはいりました。
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