美帆

旅と映画と老眼と。 健康って大事だなー。

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最近の記事

高知仁淀川町ひとり旅『雨の池川の街角で、出会い、そしてまた泣く』

2022年4月 高知仁淀川町紀行 Vol.04 安居渓谷の辺りで宿泊していた『宝来荘』から、『いち川』という宿に移動。 初高知上陸ということもあり、距離感が掴めてなかったんだけど、その2つの宿は、車でほんの20分ほどしか離れていない。 いち川は"池川"という地区にある。 正しくは『旧池川町』だろうか。仁淀川町は、この池川を含めた3つの町が合併してできたらしい。 しかし地元の人たちは、この町のをこと『池川』と呼んでいた。 だから私もそう呼ぶ。愛を込めて。 昼過ぎにいち川に

    • 高知仁淀川町ひとり旅『中津渓谷へ向かうNNNタクシーで号泣』

      2022年4月 高知仁淀川町紀行 Vol.03 高知到着日の翌日、晴天に恵まれ、朝早くから安居渓谷散策などしていたが、次の日は雨の予報。割と100%に近い感じ。 よって次の日に行く予定だった中津渓谷散策を、本日中に決行すべしと判断した。 安居渓谷から中津渓谷までは約20キロの距離。車で30〜40分ほど。 歩くと4時間。 もう午後に差し掛かっていたので、贅沢だがここはタクシー利用が賢明であろう。 宝来荘にて、池川交通ハイヤーという会社に電話をして配車をお願いする。聞けば、車

      • 高知仁淀川町ひとり旅『いざ安居渓谷へ。運転免許なしというハンデに抗う』

        2022年4月 高知仁淀川町紀行 Vol.02 高知で沈下橋が見たい、と人に告げると、最初に言われるのが『四万十川?』。私も四万十川くらいしか知らなかった。 しかし高知出身の友人は違った。 『仁淀川の方が断然いいよ』 初耳であった。 昨今、仁淀ブルーなどと言われ、なかなか注目を浴びているらしい。 検索してみると、すぐにハートを鷲掴みされる。 『行きたい!』 私は興奮して声を上げる。 しかし、友人に一掃される。 『車がないから無理だろ』 …そう、アタイは無免許ゆえに無事故

        • 高知仁淀川町ひとり旅『旅と股関節痛』

          2022年4月 高知仁淀町紀行 Vol.1 初めての四国上陸となったこの度の旅。上空から見た高知の地形は、山形出身のアタクシでも驚いてしまうような、山、山、山。 海、浜辺、即、山、山、山。隙間に里。 節約のためジェットスターでのフライトにつき、自宅から成田まで2時間かけて移動、そこから高知空港まで1時間40分。 高知空港から高知駅にリムジンバスで移動し、そこからローカルバスで狩山口というバス停まで1時間45分。そこへ、その日の宿となる『宝来荘』の支配人に迎えにきていただき、

        高知仁淀川町ひとり旅『雨の池川の街角で、出会い、そしてまた泣く』

        • 高知仁淀川町ひとり旅『中津渓谷へ向かうNNNタクシーで号泣』

        • 高知仁淀川町ひとり旅『いざ安居渓谷へ。運転免許なしというハンデに抗う』

        • 高知仁淀川町ひとり旅『旅と股関節痛』

          ネパールひとり旅『また会いましょう』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.17 『2020年1月』。 旅行中、旦那とLINEをした際『なんか悪いウィルス流行ってるらしいから気をつけな』と忠告された。 旅の空で日々のニュースからは離れていたし、時折聴く日本のラジオのpodcastで、なんとなくそんなような噂は時折耳にしつつも、臨場感がなく、その時は全く心配などしていなかった。 帰路、ネパールを出国しトランジットのためタイの空港に立ち寄った時、今まで一度も見たことのない光景を目にした。 欧米人がマスクをしてう

          ネパールひとり旅『また会いましょう』

          ネパールひとり旅『ヒンドゥーの法事で坊主丸儲け、やめたいけどやめられない話、他』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.16 エベレスト・ティー・ショップで知り合ったダスさんに誘っていただき、自宅で行われた法事にお邪魔する。 午前に法要を済ませ(見逃した!)午後からはお食事会。 男性陣が大きな鍋でダルスープをこさえていて、あたりにはいい匂いが漂っている。 ここにヒンドゥーのお坊さん登場。ヒンドゥーの坊さんってゆーからシバ神みたいなのを想像してたけど、なんてことはない、酒屋の二代目と言った風情。 酒屋の若頭は、所作をわきまえている。 口は出すが何もしな

          ネパールひとり旅『ヒンドゥーの法事で坊主丸儲け、やめたいけどやめられない話、他』

          ネパールひとり旅『シェルパ族の夫婦漫才』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.15 タメル地区の美しく寒い宿に帰還。前回より低層階で広めの部屋に宿泊。こちらの暖房も湯たんぽほどしか機能していなかったが、シャワーはしっかり出た!ありがたい。 あとは壁に取り付けられた暖房を布団に入れて抱いて寝れれば完璧であったのだがなあ。 明くる朝、ボダナートと言う寺院を目指して、6キロほどの散策に出る。 その道中、シェルパのおじさんととても素敵な時間を過ごす。 少し休憩を挟もうと、ドーナツが並んだショウケースがちんまりと置い

          ネパールひとり旅『シェルパ族の夫婦漫才』

          ネパールひとり旅『パタンのドーナツ、食器問題。そして素晴らしい出会い』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.14 暖房不在の冬の朝をやり過ごす方法がルーティン化してきた。 目が覚めたら、顔も洗わず、着替えもせず、寝巻きにダウンジャケットを着て散歩に出る。 そして何はともあれマサラティー。 路地裏にたたずむこの店は、店先でドーナツをあげていて、ひっきりなしにお客さんが来る。 せっかくなのであたいもドーナツを購入。しめて50ルピー。うまいし滲みる。 ついでにダルスープもいただいた。こちらは20ルピー。 海外旅行先で食事をする時は、必ず

          ネパールひとり旅『パタンのドーナツ、食器問題。そして素晴らしい出会い』

          ネパールひとり旅『古都に水を差す水の話』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.13 美しい古都の街。そんなパタンで得たネパール情勢。(注:コロナパンデミック直前の2020年1月時点での情報) ネパールは水資源ランキング世界第2位を誇る国(水資源という言葉の定義をする必要があると思うけど)にも関わらず、ここパタンでは水道が通っておらず、市民は定期的にタンクを買って水を使用しているとのこと。 その理由はズバリ政治家の腐敗。カトマンズから45キロほど東に豊かな川があり、そこから水を引く工事を始めたのが18年前…。

          ネパールひとり旅『古都に水を差す水の話』

          ネパールひとり旅『ネワールの家』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.12 ヒマラヤの麓ポカラから古都パタンへ。 パタンでは『ネワールの家』という名の美しい、しかしもちろん寒い宿にステイ。 ネワールとは、130もの民族からなるネパール国において、公用語の基盤となっている言語を持つ民族のこと。 民族が違うとなかなか言葉が通じないと言っていた。ちなみに義務教育の制度はあるが、ほとんど機能していないらしい。 『学校行けってことにはなってるよ、でも、who cares?』 ダルバール広場で声をかけてきた自称

          ネパールひとり旅『ネワールの家』

          ネパールひとり旅『ヒマラヤと出羽三山』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.11 ハイキングからポカラの街に帰還して翌朝7時。 パンを食べながらぺワ湖の周りをまた散歩。 湖に薄ピンクの霧がかかってもうウキウキしかしない。 地元民であふれる食堂でマサラティー休憩。30ルピー也。 サッカー少年とヒマラヤ。いい形の山を前にした時は『ありがたや〜』と言うことにしてるので、今回も言う。ラップで。 レペゼン山形 霊験あらたか 散々見てきた出羽三山 ヒマラヤにひれ伏す気はないけれど 恐れ多いぜこのデカさ ヒマラヤに

          ネパールひとり旅『ヒマラヤと出羽三山』

          ネパールひとり旅『神がくれたヴェルタースオリジナル』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.10 オーストラリアンキャンプを後に、山を歩く。 美しい。とにかく美しい。何度もため息が出て、何度も折り返して、この風景を独り占めする。 神の存在を近くに感じる。 あまりの神々しさに全身を打たれて、『こんな風景が独り占めできる自分は、もしかして特別な存在?』と勘違いしてしまう。 標高2200m地点へ1800mからのスタートするという、たった400mのハイキングであったが、この景色を眼前に『世界はオレのもの!』と鼻血が出るほど興奮し

          ネパールひとり旅『神がくれたヴェルタースオリジナル』

          ネパールひとり旅『ヒマラヤズ』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.9 神々しいヒマラヤの山々✨🙏✨ 美しい… 今、知り合いから連絡があって、この旅行記Vol.30くらいまでいきそうね、だって。 いくかもねええ。 ニャンコのびのび。

          ネパールひとり旅『ヒマラヤズ』

          ネパールひとり旅『ユーフォーを呼ぶおんな@オーストラリアンキャンプ』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.08 夕暮れ手前にオーストラリアンキャンプに到着。 ヒマラヤ山脈には雲がかかっている。風で雲が強くたなびいてるけど、山頂にかかった雲は、ドラッグクィーンのウィッグみたいに、絶対に取れない。 不思議。 今夜は隙間風が入る美しいロッジに泊まる。 部屋に暖はなし。シャワーはあるけどお湯はなし。トイレは流せる。 素晴らしい。 食堂にはストーブがあって暖かいので、メシが終わっても部屋には戻らず、ポットいっぱいにもらったお湯でラムを割り、蜂蜜

          ネパールひとり旅『ユーフォーを呼ぶおんな@オーストラリアンキャンプ』

          ネパールひとり旅 『スニーカーでハイキング』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.07 オーストラリアンキャンプまで400mを歩く。 ガイドなしでも大丈夫!俺の経験上、迷った旅行者は1人もいない。登山靴?いらんいらん!今履いてるスニーカーで十分だっ。 と言う宿のオーナーの言葉を信じ、丸腰で挑んだ”ハイキング”だったが、地味にキツい。しかも道標の矢印がかなりぼんやり!指す方向に道が二つあったりする。 これは眉間に力を込めて、第三の目で正しい道を見極めるしかない。 それができなければ、すれ違う人に聞くんだ! とい

          ネパールひとり旅 『スニーカーでハイキング』

          ネパールひとり旅 『ボリウッドなローカルバス』

          2020年1月 ネパール旅行記 Vol.06 標高2200mの地点にある、オーストラリアンキャンプと呼ばれる場所へとハイキング。 ホテルのオーナーにバスターミナルまで送ってもらい、そこから、目的地であるオーストラリアンキャンプ場へのスタートポイントとなるkandeまで、ローカルバスで向かう。 Kande は標高約1800mなので、たった400mほどの登山となる。 なるほど、トレッキングなんて言うと馬鹿にされるわけだ。 ローカルバスの中はこんな感じ。道中ずっと、爆音でボ

          ネパールひとり旅 『ボリウッドなローカルバス』