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釣らなければいけない釣りを楽しむ

釣りなんて“趣味”は願望の上に成り立っており、「釣りたい」とか「釣れてほしい」という想いを抱きつつ海との対話を楽しんでいる。

サイズを絞って天然鰻を釣る

しかし最近は釣果に対し責任の伴う釣りをする機会が増えその重圧を感じる事が多い。

マネジメントするアーティストのクラウドファンディングを盛り上げるために私プロデュースで7000円/人のBBQパーティーを企画した。

参加人数に応じて私が釣ってきた天然うなぎやうつぼをメニューに追加するシステムを導入し、結果的に良型のうなぎ8匹とうつぼ1匹を釣る必要が生まれた。

今までの釣り経験からして9月3日に行われるBBQパーティーに対し計画的にうなぎやうつぼを準備する事は可能だと思っていたが意外と夏の釣りには苦労した。

55cm以上に限定

まずうなぎはなるべくなら夏に釣りたくない。アメリカナマズなどの外道はかかるし釣り場でじっとしていると虫に刺されまくるからだ。

その上、良型のうなぎが釣れてもそれを生かす事が難しくなるし、昼間高温になる都心のマンション環境を考えるとうなぎのために24時間エアコンをつけておかなければならない。

うなぎ釣りは涼しい時期に限る。

このサイズはよく引きます!

次にうつぼだが正直に言うとうつぼ釣りにこんなに苦労するとは思っていなかった。実はYouTube撮影も含めて4回も小田原までうつぼ釣りに出掛けている。初回は釣れず2回目でうつぼを2匹釣りとりあえずYouTube用の撮影を終えた。

そのうつぼを長期に亘って冷凍保存しておく訳にもいかないのでその2匹はリリースし、一ヵ月後の3回目の釣行でBBQ用のうつぼを確保しようとする。しかしこれが失敗に終わり仕掛けを一から組み直して4回目の釣行に挑むのだ。

この時期のうつぼはどうも平均的に小さい様で針サイズを下げたり餌となるネンブツダイへの針の掛け方を工夫するなどして何とか80cmのウツボを釣る事に成功した。

9月1日の夜中の釣果だったので下処理をし一切冷凍する事なく皆さんに提供する事ができた。

お一人ずつ7000円という高額を頂いているのでうつぼが釣れた瞬間約束を果たせた事に心から安堵した。

鰻釣り仲間が焼いてくれた蒲焼き
うつぼは蒲焼きと塩焼きで

これからはこういった釣りが増えていくのだろう。先程もお話ししたが釣り系YouTubeの立ち上げ準備を行っており絶対的釣果が求められる。ボツになった回もあったが離島遠征ではカンパチやシュモクザメ、西伊豆遠征ではコシナガマグロなどを釣り上げ重圧に打ち勝ってきた。

イベントでも「音楽と〇〇シリーズ」というのをやっていてFISHパーティーでは私が釣った鰤をみんなで食べたものだがイベントの2日前に鰤が釣れるまでは心が落ち着かなかった。

「そんな重圧を感じて釣りなんてしなくてもいい」というのが全うな異見なのは分かっているが、私はその重圧を乗り越えて釣るのも好きなようだ。

そして願望の域を出た方が釣りは上手くなる気もする。





【お知らせ】

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