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才能は交通整理された狂気だ

西條剛央 × 方条遼雨
エッセンシャル・マネジメントスクールの西條さんがオンラインゼミの中で対談されました。

方条さんの練習会に参加したことがあります。「力みをぬく」ことが常に大切だと感じました。『上達論』というすばらしい本を出されています。

今回の対談は、哲学 × 武術 の本質論で、様々な物事に通じると思いました。

1. 現実か妄想か
武術、宗教、哲学、民間療法、は自己完結できるために妄想が入りやすい。現実が先に有って理論ができるので、常に現実に照らし合わせて更新していくことが大切です。一発逆転思考を持っていると妄想に走る。

2. 自分の中の狂気に対する怖れがあるかどうか
狂気は人間の本質的なエネルギーで、誰の中にもある。自分の中にある見たくないものを無い事にしないためには、無い事にする思考をいかに解消するか。無かったことにしていることに手をつけると大工事になる。狂気に自覚的であること。気づくと根本的な部分から変わることができる。
人生をかけたマネジメント。永遠の微調整。

3. ディベートしない話し合い
自分が正しいという姿勢で話さない。結論を固定しない。勝負を決めない。一人一人が同じ時間、話すように心がける。
後ろの方で見守る人の方が質のいい考えを持っていたりする。
自分をアップデートする。コミュニケーションとはお互いに変わること。

4. 自分の考えが覆されたら祝福
自分のマイナス面が見えたら成長できる。ありがとうダメ出し。
自分のマイナス面を安心して出せる場。力みをぬく。問題点がみつかったら祝福する。

5. 自分が偉いと思わない
権力を行使しないで場を収める方が上質。
自分の存在感をいかに低く抑えられるか。
自分が正しいと思わない。自分自身が間違っていたら修正する。

6. 最小限の力で姿勢を作る
姿勢は体の中のシワを取ることであり、循環を良くすることになる。姿勢がいい方が健康寿命は長い。
力をぬくと姿勢は崩れる。
内部でできることと、形でできることがある。

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