たびのくま

旅する私。伝える私。

たびのくま

旅する私。伝える私。

マガジン

  • EMSi Fellow Community Magazine

    • 328本

    EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは、EMS(Essential Management School)本質行動学基礎原理コースなどの修了生のCommunityです。 多様な人、多様な考え、多様な日々、多様なビジネス、多様なアートが雑多に、ごった煮していく、本質追求マガジンです。

  • 共感コミュニティ通貨eumo

    • 90本

    共感資本社会を目指すeumoに関する記事を載せています。共同で作成しているマガジンです。

  • REGENERATIVE LEADERSHIP

  • 生きづらさ・生きやすさ

    自分をメタ認知することで生きづらさが生きやすさに変わります

  • コネクティブ リーダーシップ

    ジーン・リップマン博士のzoom講義をまとめました

最近の記事

やっと組織が育つ

地球でのいのちの始まりは38億年前。細胞の中に核のある真核生物の誕生は20億年前。 多細胞生物の誕生は10億年前。単細胞から多細胞生物になるのに10億年かかっています。 最近、世界中で組織の在り方が研究されています。誰か力のある人がトップとなってトップダウン的に作っていた組織だけでなく、実は様々な形がありえるのだと気づく人が増えています。 人間の身体を考えてみましょう。 人の身体の中で、怪我をして傷を治す場合、初動では脳は関係しておらず、傷に集まった免疫細胞が情報を伝え合

    • 熊楠の神

      熊楠の神   戸矢学   2022年 私の周りで、縄文や熊楠という言葉が飛び交っています。 古事記より前のホツマツタヱにも出会いました。 日本での神道と仏教の関係にも関心が有ります。 そのような事から、この本は興味深かったです。 仏教は哲学だというのにも共感しました。 以下、本文から引用します。 私たちは熊楠に会うことで熊野を発見し、縄文の精霊、や神道信仰の原点に立ち返ることができるかもしれない。熊野を繰り返し訪ねるうちに私の中によみがえってきたものは熊野との一体化であ

      • 「たびのくま」の想い

        「たびのくま」代表の増本眞美さんとは、「楽々テラス」さんでお料理されている時に知り合いました。後日あらためてお会いし、人と人を繋げる活動や、そこにある想いをお聞きしてきました。ぜひ読んでみてください。 大野:いつもお料理をされている姿をお見かけしていたから、てっきり料理研究家の方かなと思っていました。イベンターなんですね。 眞美:さすらいのイベンターです(笑) 料理は、eumo加盟店でもある「佐々木ファーム」のお野菜や、「ゆいのたまごハコニワファーム」の卵などを、多くの方

        • 食の哲学

          『食の哲学』   サラ・ウォース著 永瀬聡子訳  2022年 著者のサラ・ウォースはアメリカの哲学者です。 私は時々、料理を提供することがあって、それはいい食材を伝えることを目的とした料理です。その理由は応援したい農家とニワトリ農場が有るからです。 「食べ物が地球を癒す」と思っています。 この本にはそんな思いの奥にあるものが書かれていて感動しました。 以下に何箇所か引用します。 ブルデューは、結局のところ食べ物の趣味の良さ―味を正確に評価できる能力―とは、味の評価力を育

        やっと組織が育つ

        マガジン

        • 共感コミュニティ通貨eumo
          90本
        • EMSi Fellow Community Magazine
          328本
        • REGENERATIVE LEADERSHIP
          51本
        • 生きづらさ・生きやすさ
          42本
        • コネクティブ リーダーシップ
          4本

        記事

          発酵道

          発酵道      寺田啓佐     2007年 見えないものをイメージすることは、関心が無かったらできないことです。 昼間も夜と同じく空に星は輝いています。明るいから見えないだけです。 皮膚や口の中など身体のあちこちに常在菌がいて健康が保たれています。 発酵と腐敗は菌のバランスの違いであり、つまり、発酵すると腐らない。 地球は46億年続いていて、38億年前くらいには生物とよべるものが生まれていた。最初は単細胞生物であり、最初の多細胞生物は10億年前に誕生したとされている。

          境界の現象学

          境界の現象学  河野哲也  2017年 また、面白い本に出会いました。 境界とそれを超える経験について哲学的に考察する内容です。 今の社会の行き詰った感じを変えることと、人と自然との関係を今とは違ったものにすることには共通点があるように思いました。 その境界の向こうでは、もっと生き生きと生きられるように思います。 猟をする自己と狩猟的志向性 狩猟者は、人びととの関係性を離れ、異種の動物と始原的生活の中で交感する。狩猟者は獲物を模倣し、獲物と命を交換する。狩りとはひとつしか

          境界の現象学

          自然がいっぱい、いすみ

          友だちがいすみに山と古民家を買って、改修がほぼ済んだところへ遊びに行きました。いすみはオーガニック給食で知られています。 揃ったメンバーが自然食を体現してる人たちでびっくり。 古民家はとても素敵な場所でした。裏の小高い丘ではバーベキューができるようになっているのですが、風が強くて今日は止めました。 ホストのなっちゃんによるお料理は写真のとおり。 お野菜とドレッシングはあいこ農園さん。 https://www.facebook.com/AikoNouen/ 一緒に行った3

          自然がいっぱい、いすみ

          自ら(みずから)と自ら(おのずから)

          今、関わっているコミュニティ  統合的アプローチ研究会  eumo  Ecollogical Memes  エッセンシャル・マネジメント・スクール(EMS)  手放す経営ラボ  楽々テラス、ビン笛つながりプロジェクト、地元町内会など 人の繋がりから日々面白いことが起きています。 正しいとか間違っているとかではなくて。 それぞれの人が自分の見えているものを語っている。 楽しく対話してる場で思いを感じ、学ぶことが多いです。 昨日のオンライン読書会で得た言葉 「何と すこやかな

          自ら(みずから)と自ら(おのずから)

          生くる

          『生くる』  執行草舟  2010 今、読んでいる途中なのですが、深く共感して先に進めないので書き出すことにしました。人と人との関係、人と自然との関係について書かれた部分です。人は自然から奪ったり蔑ろにすることを当然のようにしていて、人と人との関係も同様になっているように思えるのです。目先の損得ではなく、今あることへの感謝とおかげさま気持ちを持てることが幸せです。いのちはひとりだけでは成り立たないものなので。 以下、引用します。  礼は科学だと言ったら、多くの人は驚くだ

          WE ARE WHAT WE EAT

          映画の試写会が開催され、洞爺佐々木ファームの野菜とハコニワ・ファームを使った大地のランチを出すことができました。 私が試写会を観た時のnoteはこちらです。 「食べ物が地球を癒す」 洞爺佐々木ファームはアイスシェルターを持っているので通年で野菜を送ることができて、また採ってから熟成されたジャガイモはとても甘いです。ランチのポテトサラダで驚かれて、販売用の分も完売しました。 いい土というのは堆肥などの栄養が豊かであればいいという事ではなくて、多くの種類の細菌が協調して暮らし

          WE ARE WHAT WE EAT

          見えないものがわかる

          ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは1098年に今のドイツのラインヘッセン地方に生まれています。20 世紀になって、彼女が記したとされる薬草に関する深い知識が満載の書物に関心を向ける人が増えました。 ヨーロッパでは12世紀末ごろから起こった実質的な私刑に近い制度である「魔女狩り」は200年程度続き、犠牲になった人物は、「全ヨーロッパで4万人から6万人が処刑された」とされるほどの大規模なものでした。 「魔女」とされたのは、社会的な役割としては祈祷師やシャーマン、あるいは薬師など

          見えないものがわかる

          発酵する言葉

          今朝、米麹と塩で塩麴を仕込みました。 そうしたら、昨年から寝かせていた歌があることを思い出してファイルから探しました。 自分の歌を創るEMSのMusic of Lifeというコースを受講していた時のものです。 3つ有るのは、浮かんだメロディーに合わせて、しだいに発酵が進んだ結果です。人はもともとメロディーを持っていて、言葉を話すだけで歌が生まれる。無意識の鼻歌がメロディーです。

          発酵する言葉

          当事者・共事者

          会場に入った途端に、呼吸がしやすい雰囲気。同じ思いの人たちが集まっています。 ■斎藤幸平さん 人新生のお話し。地球上のあらゆるところに人の影響が出ています。大気中の物質、地球上のあちこちでの放射性物質、海へのマイクロプラスチック、人新生の災害としての液状化や斜面の大規模な崩壊など。 人と自然の間の物質代謝の関係性を見直す時期に来ていると思います。人の身体はひとりでは成り立っておらず、「私」というものはそもそもコモンです。 ■地球守・高田宏臣さん 千葉の房総半島の先にある館

          当事者・共事者

          ギフトは巡る

          今日はイベントでランチを作りました。 最初のお客様は麻の葉カフェで米粉シフォンを出されてる方で、米粉シフォンをギフトしてくださいました^^ ランチにいらした方にデザートとしてお分けしていたら、その中で楽感手技という整体をされている方が、御礼に肩もみをしましょうと、皆さんに。 私も整いました。ありがとうございました。 別の方から、日本最古の歴史書『ホツマツタエ』やヲシテ文字について話していただきました。日本語は一文字で意味があるのですね。 あわのうたが響きました。

          ギフトは巡る

          愛するということ

          手放す経営ラボのコンテンツの中に「今日斬り」というのがあり、それは対話によって、切られる人の心の中を玉ねぎの皮をむくみたいに奥に入って行くものです。このPodcastでは、ばんちゃんの今日斬りが話題になっているのですが、るいちゃんが言った「その人の愛が見える」に共感します。 別のコンテンツで「てばなす講座」というのがあって、それは自分にとって「不本意な現実」から読み解いていくと心の中にある「いちばんの願い」が見つかります。 人は「いちばんの願い」や「愛」を大切に隠し持って

          愛するということ

          幸せな組織とは

          組織を生命体のようにしなやかにする、とは。 自然(じねん)経営を長く行ってきた武井浩三さんが、その組織がどのように成り立ってきたかを研究し、形にした方法がDXOです。 【自然経営に必要な3つの要素】 重なり合い(反対語は分断) 自律分散(反対語は中央集権) 循環(反対語は搾取) 【進化型組織の意思決定の仕組み】 境界の「開放性」 情報の「透明性」 力の「流動性」 全ての組織が進化型組織が合っているわけでは無いですが、DXOの方法は仕事を見える化することで要らない仕事を減

          幸せな組織とは