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価値がわかる人のところへ価値は届く

森博嗣氏の『お金の減らし方』を読みました。

お金は、自分の欲しいものに使う。必要なものよりも、欲しいものを優先する、という生き方、素敵だと思いました。
以下、抜粋です。

多額のお金を持っていても、なにも良いことはない。そのお金を、自分が欲しいもの、やりたいことと交換しなければ、価値は生まれない。お金を失うことで、価値が得られるのだ。
お金は、自分の満足と交換するためのものであり、価値があるのは、その満足の方なのである。

「どれくらい必要か」は問題ではなく、大事なことは「どれくらい欲しいか」なのだ。
必要だから買うものよりも、欲しいから買うものの方が、自分にとって価値がある。

人に褒めてもらうよりも、自分で自分を褒めることははるかに嬉しい。

そもそも、楽しみというものが生きる価値であり、それは、一時的な幻想ではなく、段階的に構築される構造を持っている。真面目に取り組み、少しずつ発展させていくものなのだ。

欲しいものとは、個人的な価値を生じるものだ。価値は、欲しいもの、やりたいこと、という物体や行為自体にあるのではなく、それを手に取ったとき、それをやっているときのじぶんに生じるもの、と考えた方が適切である。同時に、それによって自分が高まれば、価値はさらに大きくなる。

価値がわかる人のところへ価値は届く。

満足というのは、いわば好奇心を満たすことでもある。
自己満足は、人生の目標としても良いほど立派なことだ。
人は自分が望んだとおりの者になる。

この本は3月に受講する 新井和宏のお金の本質行動学 の課題図書の一つとして読みました。
価値を考え直して、自分の生き方をよりいいものにしたいです。


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