突然だけど私はオリーブが好きだ。
前菜の盛り合わせにオリーブが入っているとテンションも上がるし、お通しがオリーブだったりしたら飛んで喜ぶ。
オリーブとオリーブオイルだけでサラダはいくらでも食べられるし、お米のストックを切らしてもオリーブのストックを切らした事はない。
そしてオーストラリアはオリーブが日本に比べて激安だったりする。
ColesやWoolworthsのプライベートブランドだと1瓶AU$2もしない。
私にとってオリーブ天国だったオーストラリアな訳だけど東海岸にオリーブファームがあると言う話を聞かなかった(もしかしたらあったのかもしれないけど)。

そんな私！
バッセルトンを調べている時に見つけたのだ、オリーブファームを！
しかも直売所、カフェ有り！
バッセルトンからさらにパースを離れる事になるけど、それでも絶対行きたい。

そのファームはワインで有名なマーガレットリバーの近くの町、グレースタウンにあるOlio Bello。
バッセルトンからは約40分のドライブ。
バッセル・ハイウェイ(10号線)をさらに南へ、コワラマップ・ベイ・ロードを右折する。
農場や森の中を抜けてアームストロング・ロードへ左折すると、すぐにぽこっと現れるオリーブファーム。
そこは物語に出てきそうなとても可愛いファームだった。

私はここでランチを取る予定だったのだけど(そのためにバッセルトンでは何も食べずに出たのだ)、まさかのラストオーダー終了...テラスにはランチとってる人がまだいたから本当にタッチの差だったんだと思う。
ちなみにホームページに載っているラストオーダーの時間の前だったけど、ここはオーストラリア。
「ラストオーダーは終わったよー！」と言われたらそれはやっぱり終了なのである。涙。
あぁ、私のオイルパスタ...(数日前からオイルパスタと決めていたのに！)

少しテンションは下がったけれど、それでもこのカフェに併設された直売所には私を上げてくれるたくさんのオリーブ商品が並んでいた。
数えきれない程の数のオリーブオイルやジャム、ディップ、お茶、そしてスキンケア用品からソープまで。
アワードを受賞した事もあるこのファーム。
100%オーガニックのこれらの商品はこの土地の自然のパワーがぎゅぎゅっと詰まった贅沢なものばかりなのだ。

片っ端からきになるものを試食して、話を聞いて。
迷いに迷ってオリーブディップとソープを購入した(手荷物だけのフライトだと買い物が出来ないのが欠点だわ、本当に)。
ディップはとてもいい塩加減で、パスタに混ぜても、パンに塗っても、サラダに添えても良さげだったので、この旅の食事のお供にしよう。
肝心のオリーブオイルを買わないなんて！と突っ込まれそうだけど、実はパースのファーマーズマーケットでオリーブオイルをすでに一本購入していたので、せっかくだけど今回は見送り。
でも試食させて頂いたものは濃厚な物から軽いもの、辛いものやガーリックやレモン風味など様々で、本当に美味しいものばかりだった。

帰り際に少しでもお腹の足しにとラテをオーダーした。
それを片手にファームの周りを歩く。
オリーブの木には可愛い実がちょうどなっていた。
会いに来たよと声を掛けたくなる、そんな実だった。
もし将来庭付き一戸建てとかに住むとなったら絶対にオリーブの木を庭に植えると決めていた。
ナチュラルな優しいカラーも好きだし、低めの控えめなシルエットもすごく好きだった。
その上味も好きなんだから、もう愛の告白をしてしまってもいいくらい外見も中身も好きだった。
ファームなはずなのに広い広いお庭にいるみたい。
こんな樹の下でお弁当を持ってピクニックとかしたら気持ちいいだろうな。
そんな事を想像しながら散歩をする。
小さい空間なのに、長居をしてしまいそうになる不思議な場所だ。

このファームには湖に面したグランピング施設も隣接している。
とってもお洒落なコテージで、ゆっくり過ごすというプランもありだったなぁと今更ながら思う。
きっと空気も澄んでいて、星空はとてつもなく綺麗だろう。
が、なんせひとり旅、一人で大きなバンガローを使うのはちょっと寂しい...涙。
いつか今度は誰かとのんびりしに来たいなぁ、なんていつかの再訪を楽しみにしよう！
ちなみに予約は簡単！Booking.comから日本語で出来ます。
自然をリスペクトしている、自然が豊かなオーストラリアでのグランピングはきっと新しい発見があるはず！

Olio Bello
📍36 Armstrong Rd Cowaramup Western Australia
☎︎ +61 8 9755 9771
Open 7 days 10am - 4:30pm
(Cafe 11:30am - 3.30pm)

#オーストラリア #パース #オリーブ #オリーブファーム