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A Perfect Day Elise - PJ Harvey (1998)

彼が一度だけ運良く
509号室の女の子と寝た時
彼女は彼に背を向けて
額縁と向き合い
「ねえジョー、またここに来ない?」と言った

真っ白な太陽の光が 海いっぱいに散乱して
彼の頭からは「エリス」という名前が離れない
神とは彼の背中をつたう汗で
その水が彼女のブロンドを黒髪に戻した

完璧な日よ エリス

強い日差しに焼かれた彼の
顔からは血の気が失せ 両手は擦り切れた
そして509号室に足を踏み入れると
祈りを捧げて引き金を引き 声をあげて泣いた

申し分のない 完璧な日よ エリス



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