一日の仕事を終え、…君を「職工地区」の共同住宅まで送る。それが日々の習慣になる。

私と君は肩を並べて…ただ黙っているだけだ。

雨が降ると…黄色いレインコートを着て…緑色の帽子をかぶる。

…君は立ち止まり、…私の顔をしばしの間のぞき込む。

「また明日」と私は言う。10-64

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