肩の外旋運動について

プロ野球も開幕し2週間が立ちましたね!
どのチームの投手も例年と変わらず、コンディションもしっかりしていてすごいという一言に限ります!

今日は投球の際の肩の外旋を作るには何が必要なのか?

というテーマで簡単に書いていきたいと思います。
投球の際の肩の外旋には肩周りの柔軟性があれば出るものだと思っていないでしょうか。

それがそうでもないんです!!

意外と関与してる部分が結構あります。
これらを総称してTER(total external rotation)と言います。
※TERは身体各部位の運動の総和を表します。

投球側の肩の外旋には

・肩甲上腕関節の外旋
・股関節の伸展
・脊柱・胸郭の伸展
・肩甲胸郭関節の後傾・上方回旋

が関与してます。

肩甲上腕関節とは

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一般的に肩関節と言われる部分のことを言います。
インナーマッスルとして有名な棘下筋や小円筋、三角筋の後ろの部分が主に関与してきます。
インナーマッスルはピッチャーであれば一回くらいは聞いたことがあるフレーズかと思います。肩甲骨の安定にも関係してくる筋肉ですので、重要になってきます。
三角筋の後ろ側、肩の中でも結構大きな体積を持った筋肉です。そして外旋には非常に重要な筋肉になってきます。

股関節の伸展とは

次の項目にもかぶってくるのですが、まっすぐ立った状態の時、股関節の屈曲が起こると、脊柱も屈曲状態になります。要するに、股関節の伸展が起こった状態の時、脊柱も伸展をしやすいということです。
では、みなさん想像してみてください。
背骨が丸くなっている状態とまっすぐの状態どちらの方が肩の外旋をしやすいですか?

これは答えは明らかだと思います。間違いなくまっすぐの状態です。
こういったところから股関節の伸展も重要ということです。

脊柱・胸郭の伸展とは

これは上記でも話した内容とほとんど同じなのですが、脊柱がまっすぐになってくればその分胸もしっかり開くことができるようになってきます。
背骨を丸くした状態で胸を開くのは難しいですよね。

これが脊柱・胸郭の伸展が肩の外旋には必要な理由です。

肩甲胸郭関節の後傾・上方回旋とは

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後傾と上方回旋という動きのイメージはこうです。

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肩甲骨の後傾、上方回旋には

小胸筋・前鋸筋・僧帽筋

などが大きく関与してきます。
多くのピッチャーがこれらの筋肉が固まっていて、うまく機能できていない場合が多いです。ここの柔軟性と可動性そして、筋力の発揮ができれば大きく変わってくるということです。

まとめ

ピッチングにおいて大切な肩の外旋には身体全体が関与しているということです。決して、肩周りの柔軟性だけではなく、胸回り、股関節全部が大切ということです。

FBLの方ではこれらの筋肉の使い方などについてもいくつか取り上げて書いています。

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