テイクバックを変更し球速アップ

少しずつオフラインでの指導も戻ってきていて皆さんには本当に感謝です。
昨日も名古屋への出張でのトレーニングをさせて頂き、名古屋でのオフラインも再開という形になりました。

リアルの場での選手の方々とのセッションをさせて頂ける事はやはり、オンラインとはまた違った楽しさがあって新鮮な気持ちでやらせて頂いています。

さて、今日は

テイクバック

について実際にあった一例を元に話を書いていきたいと思います。
皆さん、「テイクバック」でよく起こる事や考える事と言えば何が浮かぶでしょうか?

「背中の方に腕を引きすぎてしまう」
「トップにうまく手や肘が上がってこないから、テイクバックに問題があるのではないか」

などなど、選手の方々によって実に色んな悩みや思っている事があるのではないでしょうか。色んな選手の方からテイクバックについて質問される事はよくあります。

ただ、ピッチングは本当に個々によってタイミングも違えば、全てのピッチャーにこのやり方が当てはまるなどはないと思います。
なので、テイクバックにもこれは言える事で、実際に背中側に腕が入りすぎてしまったら100%アウトなのか?こう問われたら答えは、

Noです。

実際テイクバックが背中側に入る選手でも活躍されている選手はいます。例えば、楽天の則本投手なども多少テイクバックは引きがちです。

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テイクバックが入っていてもしっかりトップの位置に腕が上がってくれば問題ないと思います。テイクバックが背中側に入る事でまっすぐテイクバックするよりも腕がトップに上がりにくいというだけなので100%ダメではないのです。
ここは頭の片隅にでも置いておいてもらいたい部分です。

テイクバックで手の向きを意識…

上記に載せたように、テイクバックという話でよく話題に上がるのは手を背中側に引きすぎるという事でしたね。
※今日書く事はあくまでも1個人へのアドバイスです。決して皆さん全てに当てはまるものではありません。一つの参考にしてもらえれば嬉しいです。

今日あげさせて頂く選手に関してもテイクバック時に肘を背中側に引きすぎてしまい、トップの位置に肘、手が上がってこないのが悩みでした。

3ヶ月前

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先週

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テイクバックの意識を一つ変えたことにより、前へのツッコミもなくなり、踏み込む瞬間の頭の位置も後ろ股関節のラインに乗るようになりました。

背中側への引き込みも少なくなり、少なからずですが手の位置も高くなりました。完全に足が着地する時にはしっかりトップが作られた位置に腕が来るようになってきています。

修正方法

修正方法については、FBLサイト内のコラムに書かせて頂いております。
ご興味があればこちらまで!
fastball-laboratory.com

まとめ

テイクバックはトップ位置を作る前に必ず通る道です。しかし、正しいテイクバックに答えはないです。実際様々なテイクバック方法をとる選手がおられます。それらを統計的に見ればそれなりに負担が少なかったり、バイオメカニクス的にも理想となるようなやり方が存在します。

修正してみるのもありですが、テイクバック部分だけ修正に出ると下半身とのタイミングなどで合わない部分も出て来るかと思います。総合的に自分の投げ方を客観的に理解し考えて見て欲しいです。

今回挙げさせて頂いた一例のように、ほんと小さなことでもガラリと変わることがあります。これはいい方向だけではなく、悪い方向にも変わる可能性はもちろんあります。なので、そこは自分自身を客観的に見つつ、教えてもらえる方がいるのであればコミュニケーションを密にとりつつ進めて欲しい部分です。

テイクバックに悩んでいる方などいれば、ぜひ一度ご相談いただければと思います。もちろん他の事でも悩みがあれば是非ご連絡ください!!

投球フォームのアドバイス、その他投げるに関する悩み、トレーニングについてなどなど、、、基本的に投球フォームや球速を上げる為のトレーニングに関してのサポートは、高い金額を払ってもらう必要はありません。
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