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初めての転職〜モテ期到来?〜②

大体飲みに行くのは、決まって男数人と決まっていた

「今日、私も行っていい?」

その人は、たまに声をかけてくる
レストランとは別にある物販のお店の店長H…
普段はレストランより早く終わるので先に帰るのだか、たまに遅くなると連れ立って飲みに行く…
簡単に言えば、それだけの関係だった

話してても特に可もなく不可もなくって感じで、もちろんそんな感情にはなる気配さえ無かった

何回か連続で飲みに来て、Hと話してるうちに
何故か今度2人で飲みに行くことになっていた

「まあ、話してて楽しいし、別にいいか…」

それから何回か2人で飲みに行った
今考えても全然思い出せないのだか、いつのまにか…いつのまにかである、付き合うことになっていた

ちなみに、Hは6歳上…若い男子は年上の女性に憧れるとき…そんな時だったのかもしれない

それからは皆で飲みに行くよりHと2人で飲みに行くことが多くなった
まあ当然と言えば当然のことだったが、皆には秘密だったので皆ともちょこちょこ飲みには行っていた

なんだかんだいっても、社会人になって初めての彼女である
(前の会社で付き合ったことがあるが、10日間くらいだったので実質初めてかな…)
のめり込まないわけがなかった

ある日、いつものように飲みに行き

「さ、帰ろうかな」

「え?今日家来なよ」

酔いとは違う…心臓の鼓動が早くなる…
そう、これは…である

以前の話を読んで頂いていればわかると思うが

「俺には…経験がない」のだ…

いつまでもビビっていられない…そりゃそうだ
俺はよくわからない覚悟を決め、Hの家に…

※ここから少しセンシティブな内容と感じるかも
しれません、ご注意下さい


部屋に着くと、変に緊張しながらも過ごした
時間も過ぎ寝ることに…

Hが年上だったこともあって無事に「初めての
経験」を経験したのである…

下世話な話、経験してしまえば若い男子…
そうなってしまうのだ
ほぼ毎日のように、Hの家に行くようになり
朝もHの家から会社に行く生活…
周りにバレないようにするのが大変だったのを覚えている
(何人かにはバレそうになったが…)

ある時は、夜中の1時に電話があり

「寂しいから会いたい」

と言われ、当時住んでいた場所から1時間半以上かけてタクシーで行き、行為後泊まらすにまたタクシーで帰ったこともあった
今思うと何してんだって話だと思うが、恋はバカになるものだと思っている

中でも大変というか驚いたのは、Hの部屋の道を挟んだ目の前にHの父親の職場があったこと…
何回も急に訪ねてきた
決まって行為後、朝だった
その度にドアを閉め、靴を隠し、布団の中に隠れていた
なんでそうしていたのかは今となっては謎である

Hの家から近かったこともあり、よく行った場所「吉祥寺」は、楽しく今でも好きな場所である

2人でいることが楽しく、お互いにのめり込んでいった…ただその先に見ていたものにズレが生じてしまっていたことに気付くのである


③に続く…




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