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子どもと接する時に気をつけていること

このnoteでは、貴志祐介『雀蜂』を読み終え、感じたことを教育と絡めてお伝えします。

こんにちは!Tacchiです。今回は貴志祐介『雀蜂』です。

11月下旬の八ヶ岳。山荘で目醒めた小説家の安斎が見たものは、次々と襲ってくるスズメバチの大群だった。昔ハチに刺された安斎は、もう一度刺されると命の保証はない。逃げようにも外は吹雪。通信機器も使えず、一緒にいた妻は忽然と姿を消していた。これは妻が自分を殺すために仕組んだ罠なのか。安斎とハチとの壮絶な死闘が始まった―。最後明らかになる驚愕の真実。ラスト25ページのどんでん返しは、まさに予測不能!(本書より引用)

以下、ネタバレが含まれますので、ご注意ください。





本書を読んだ後に感じたこと

それは、思い込みって怖い!です。

新学期。クラスが決定し、子どもたちと顔合わせをする前に、ある程度子どもたちやその保護者の情報を引き継ぎで得ています。前向きな情報、後ろ向きな情報があるでしょう。ここで気をつけたいのが思い込みです。「〇〇さんはとても良い子」「〇〇さんは困った子」などです。

他にも「字が綺麗だから他もよくできる」「テストができないから秀でているものがない」がありそうです。

もちろん、事前情報は今後の教科指導や生活指導に活かせることが多いです。しかし、その情報を全て鵜呑みにし、半ば、思い込んで子どもと接していてはいけないと考えます。

本書では思い込みにより、とんでもないことになってしまいますが、教師も事前情報に囚われたり、気づかぬうちに思い込んでしまったりして、子どもや保護者と円滑な関係性を気付けない…なんてことにならないように気をつけたいです。


終わりに

貴志祐介といば「悪の教典」が一番有名でしょうか。出演が伊藤英明、二階堂ふみ、染谷将太の映画化もされました。

私はこれまでに「悪の教典」「クリムゾンの迷宮」「天使の囀り」「黒い家」を読んできました。私は一度面白い小説を読むとその作者の本にハマってしまうのですが、皆さんはどうですか?

ちなみに私のおすすめは『黒い家』です。表紙に包丁を持っている写真がある文庫で読んだのですが、本を持っていることが怖くなるくらいハラハラして読み進みました。まだまだ暑い季節にヒヤッとホラーはいかがですか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。(本書より引用)


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