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教科を意識させない授業

こんにちは、みなさん!

今回は私が2年生担任の際、国語・図工・生活科の教科横断的な学びをどのように実践していたかについてお話ししたいと思います。


教科横断的な学びを簡単に説明すると・・・

子どもたちが、様々な教科で学んだこと同士を関連付けることで学びが深まったり、活用できることを目指す」ことだと考えています。また、「教科横断的な学びでは、少ない時間で思考・判断・表現の質を高めることができる」と考えています。

当時の私のクラスは、好奇心旺盛でエネルギッシュな子が多く、それを大切に育てていきたいと考えていました。その活動的なパワーを最大限に発揮するために、単なる科目ごとの学習だけでなく、教科横断的な学びを取り入れることを目指しました。

そこで、生活×国語×図工の授業について実践したことをまとめていきます。

1 生活科(さつまいもの栽培)

生活科の授業では、さつまいもの栽培を行いました。自分達で苗を植え、収穫することは何よりの経験になり、自然の恵みを感じることで、子どもたちは食べ物の大切さやつながりを学びました。お気に入りのさつまいもをタブレットで写真を撮り、収穫した時のことを作文にしてまとめました。尚、さつまいもの栽培の前には夏野菜の栽培を行いました。その実践も別記事にまとめましたので、ご覧ください。

2 国語(詩の表現方法を知り、書いて表現をする)

国語では、詩の学習です。詩の面白さを見つけ、詩に親しんだ後に「書きたい!」という気持ちを持てるよう授業を進めました。そのために、詩を読んだ時に想像したことを共有しました。そして、想像した理由について伝え合いながら、表現の効果(繰り返し、体言止め等)について指導しました。その後、「さつまいも」というお題で詩を書き上げました。

3 図工(お気に入りのさつまいもを絵で表現)

図工の時間では、さつまいもの絵を描く活動を行いました。絵を描く際には「とにかく大きく」「画用紙からはみ出すくらいに」「真っ直ぐなさつまいもはない」「色にこだわろう」と伝えました。また、画用紙に詩を書くスペースを確保させました。絵が完成したら空けたスペースに国語で考えた詩を書いていきます。ここで、言葉と絵が交わる瞬間が生まれ、子どもたちの表現力が成長していくのを見ることができました。


教科横断学習は、単なる知識の積み重ねだけでなく、複数の視点や技能を結びつける力を育む重要な手段です。子どもたちは、これまで学んできた成果が生活科の経験、国語の詩、図工のさつまいもの絵という目に見える成果物として、完成してとても喜び、誇らしげな表情をしていました。

今回ご紹介した生活科、国語、図工の教科横断学習の実践例は、いかがだったでしょうか?みなさんも、教科横断学習を取り入れて、新たな発見と成長を楽しんでみてはいかがでしょうか?

それでは、また次回お会いしましょう!

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