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切手COL[農業協会創立50周年記念]

フランス/1973年発行/風向計

[フランスの農業協会みたいなのが創立50周年を迎えました]という感じだと思うのですが、いくら検索してもそれっぽい記事が見つからず…お祝いなのね!記念の年なのね!で手を打ちました。

ふかふかの牧草が積み上がっていそうなアーチ小屋の形、文字はそれに沿う様にレイアウト、そして農業の象徴として風見鶏がモチーフに使われています。フランスはEU最大の農業国で「ヨーロッパのパン籠」と言われるくらい、すべての農業部門において世界10位以内の生産高を誇る国なんですって。なので、この風見鶏をじっくり見ると、大麦、小麦などの穀類、そして葡萄などの果物がぎゅうぎゅうに描かれています。

実は風見鶏は主にヨーロッパの教会堂や住宅の屋根に取り付けられていたらしく、特に農家の目印ではなかったようです。確かに洋館の屋根の上には風見鶏がいる印象がありますね。風向計としての役割があると思っていましたが、実際には魔除けとして使われており、沖縄のシーサーみたいなもんでしょうか。

風見鶏を見るとつい口ずさみたくなる歌があります。谷山浩子さんの「恋するニワトリ」です。「みんなのうた」に放送された庭にいるニワトリが屋根の上にいる風見鶏に恋をする可愛らしい曲です。すごいいっぱいココココココッて歌うあれです(笑)

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