見出し画像

Track.3【作品篇】Kindle出版✕初心者でも楽しく学べるゴリラ漫才


ガチャ。
……ガランガラーン







片腹痛しい!!



うーん、違うかなぁ。





か……片腹痛しい〜!!!



これもなんか違う。






……



はっ!!!!!!!!





い、いらっしゃい。
……見た?見ちゃったの?






キミ。








今日は100杯飲むまで帰さないよ。

ガチャチャチャ





ささ、座っておくれ。



ちょっと恥ずかしいけど、
まぁ見られたのがキミでよかったよ。








もし、あの町内会長さんに見られてたらさ。
10,000人に拡散されるとこだった。ハッハ。









……キミは相変わらず静かだねぇ。
少しぐらい笑ってもいいんだよ?



まぁいいさ。
今日もゆっくりしていってよ。




なんかさ。
最近、飲食業界が騒がしいじゃない?


僕もね、気をつけようと思ってさ。


お客さんが使うお皿、ジョッキ、グラス。

変なことされないようにね。

お客さんに出したら、
しっかりと洗う。

目を光らせてるんだよ。





まぁ、キミが今日のさ。

最初で最後のお客さんなんだけどね!!
か、片腹痛しぃ〜!!!







……ふう。




まぁいいさ。
きっと恥ずかしいんだろう?
それだけだよね。ね。






……今日も来てくれてありがとう。

キミはなんだか、
嬉しそうに話を聞いてくれるからさ。

今日も張り切って話しちゃうよ。






今日はね。
Kindle出版の自由さを教えてくれた、
刺激的な作品を紹介するよ。




今日のBGMはこれに決まり。

ほら、そこの赤いボタンをポチッと押しておくれ。
ボリュームは自分で調整していいからね。

気にならないぐらいの音量で流してくれると嬉しいよ。
もちろん邪魔なら、無理はしなくていいけどさ。



ツナギビトさん、という作家


今日はね。
この作品のことをキミにお伝えしようと思うの。

【Kindle出版✕初心者でも楽しく学べるゴリラ漫才】


作者はね、
ツナギビトさんという方。

この店にも時々来てくれててね。
名刺もほら、これ。

https://twitter.com/tsunagibito


見てよ。このキャッチコピー。


すべては、笑いと感動へ
つなげることができる





つなげるヒトだから、
ツナギビトさん。



僕ね、もうこっから好き。
熱いのよ。コンセプトから。




なかなかこういうさ、
作家名から突き抜けることって簡単じゃない。
せめて肩書きをつけるのが関の山よ。


恋愛の小説を書くから、
愛の伝道師とかさ。

もちろんそれも素敵なんだけどね。


ツナギビトさんはもう、
作家として名乗っちゃってる。


それがもう。
僕はね。

イイって思っちゃう。


人をつなげる、ってことに真っ直ぐって感じ。
すっごいかっこいいと思う。


今日はそんなツナギビトさんの作品のお話だね。



Kindle出版✕初心者でも楽しく学べるゴリラ漫才

さて。本題に入ろう。
今日僕が紹介するのは、この作品。

この作品ね。僕すっごくイイと思った。



さっき僕が言っていた、

片腹痛しぃ!はね。
この作品の中で描かれる、
漫才のシーンで何度も使われる言葉なの。ハッハ。


まさしくタイトル通り。
Kindle出版 × 楽しく学べる

この掛け算がね。
ものすごく秀逸に表現されている。

そんな風に感じたね。


キミもKindle作家ならわかるだろう?


Kindle出版についてね、
解説している本ってたくさんあることを。



僕もいっぱい読んだの。



もちろん、勉強になる作品はたくさんある。
それぞれ特色があったりして、
面白いものだと思うよ。




でもその中でね。
間違いなくこの作品は、
ピカイチで異彩を放つ作品だと僕は思う。



今日はこの作品とね。
僕の出会いからお話ししていこうかな。



すがりたくなる瞬間

僕ね。
人生で人が変わるきっかけってさ、
結構あると思ってる。


三つ子の魂百まで、とかなんとか。
人は変わらないなんてことはよく言われるけれど。



でもね。

人生が変わる瞬間っていうのがね、
道のどこかにあるはずなの。



特にきっかけになりやすいのは、
限界とか、追い詰められたときじゃないかなって、
僕は感じる



もうしんどくてしんどくて。
藁にもすがるどころか、
藁の束ごと口に放り込んでさ、
噛んで噛んで、
苦いのに、おいしくないのに
飲み込まずにはいられないような状況。



こういうときにね。
なにに触れるかで、
人は変わることが多いと思う。



で、作家って人種はさ。
そのきっかけがとっても多いと思うんだよね。



実は僕ね。
作品を書いたり作ったりするときってね。
毎回そうなの。

相手なんていなくて、そこにはただ。
自分と作品があるだけでしかないのに。

僕は勝手にいつも、
ひとりで追い詰められてるんだよねぇ。


で。



たとえばKindleを書いていて、
もうどうしようもなくツラい!ってとき。




僕はKindleの書き方とか、
文章の本にすがりつくの。



なんか良いヒントないかなー!
た、助けてくれぇぇ!ってさ。ハッハ。






僕とゴリラ漫才の出会いは、
そんなときだった。





ゴリラ漫才って……なに?

インパクトあるよねぇ。ゴリラ漫才。
なにそれ!?ってなったよね。初めて見たとき。




僕はさ、元々ね。
ツナギビトさんの作品が好きでさ。

心地よい作品を書かれる方だなぁ、って思ってたの。

その人が出したもんだからさ。
何か吸収できるものがあるだろうって思って。

読んでみたのさ。



もうね。すごいよ。











漫才してるの。ゴリラが。







マジで漫才しちゃってるやん……て思ったよ。
誰もいないのに、虚空にツッコむとこだった。




だってさ。キミ。
いや、この感覚って分かりづらいかもしれないけどね。

ゴリラって漫才しないじゃん?普通。




でも、ゴリラ漫才ってタイトルだから。
ゴリラが漫才してるんだろうなぁとは思うのよ。






だけどさ。






本を開くまではどこかね。
「ゴリラが漫才などするわけない」
とね。
にわかに信じがたい気持ちなんだよね。

うまいことまったくイメージの湧かない組み合わせでさ。





そんで結局漫才しちゃってるわけだからね。

なんていうのかな。
不思議なのよね。


僕はまずこのインパクトとね、
巧妙に仕組まれた、不可解な感じにやられたのさ。




強烈なファーストアタック

で、まずこの作品にはね。
僕が一番最初にやられたワードがあるのよ。
もうね。これはすごかった。


この作品はね。
割と最初の方に、レビューのお願いが書いてあるの。


レビューのお願いって、


良かったらレビューしてください!
今後の参考にさせていただきます!


ってね。
大体のKindle作家さんが、
作品のどこかに書くやつ。



この作品では割と最初の方でね。
次のように書いてある。


ほら、これ。
ちょっとキミも読んでみてよ。

読みたてほっかほかレビューのお願い

本書を読んだあとに、率直な感想をカスタマーレビューに書いてもらえないだろうか?
人類史上初のゴリラ漫才が、成功したのか。
あるいは、失敗に終わったのか。

その判断は、あなたのカスタマーレビューで判断したいと思っている。
もし好評であれば、続編なども書いていきたいと考えている。
もちろん、失敗に終わったならば、しっかりと反省をして、また新たな挑戦へとつなげていきたい。
レビューは著者にとって、さまざまな気付きと今後の執筆活動を続けていく中での大きな原動力になる。

読み終えたあとに、あなたの率直な感想を書いてもらえると、とてもありがたい。
tsunagibito. kindorushuppankakerushoshinshademotanoshikumanaberugoriramanzai: mumeidejissekizeronoanatademotukigoketaijyounohukugyoushuuekihetotunageruhouhoukeijussatushuppanshitemietekitainzeiwonobasugutaitekinasenryakutokasegunouhau ... (Japanese Edition) (pp.16-17). Kindle 版.








どう?何か感じた?














僕ね、
【読みたてほっかほかレビュー】しか残んなかった。ハッハ。


なにこの言葉。
こんな後ろ髪を引かれる言葉、なかなかないよ。




文面はね、すごく綺麗に書かれていて、
めっちゃ良いこと書いてあるのに。



読みたてほっかほかレビューが強すぎて。
全然残んないの。マジなんこれって思った。


この言葉でね。
僕は本気で、ツナギビトさんってやばいと思った。

ほとばしるワードセンスが隠しきれてない。




狙ったのかどうかはわからないんだけどね。
初っ端でこんなのブチ込まれるとさ。

作品の続きを期待せざるを得ないんだよね。


これはものすごく心に残ったなぁ。


ゴリラ漫才という作品の楽しみ方

でね。

僕ね。









これ言っちゃうと怒られるかもしんないけどさ。










最初ね。











ゴリラ漫才のパート、飛ばして読んだ。
ハッハ。ゴメン。こんなに褒めたのに。



もちろんね。
ゴリラ漫才のインパクトはすごかったの。

おもしろ!って思ったのは本当。


でもね。
僕はそのとき、やっぱり自分の作品を書くのがしんどくてさ。
ゴリラ漫才を楽しむ余裕がなかった。




情報がね。
何よりも欲しかったの。

もう半狂乱だったから。ハッハ。
実はかなりやばいことになってた。

まだまだ未熟だからさ。
未熟だからこそ、
それに立ち向かう方法って、
考えるしかないと思ってるんだよね。


でさ。
そんな状況だから、とにかく情報だけ読んだのさ。


この作品はね、
大まかに言うとね。


ゴリラ漫才パートがまずあるの。

漫才はね、
ゴリラとツナギビトさんが漫才をするのね。

で、
ボケのゴリラはKindle出版を始めたてで、
ツッコミのツナギビトさんはKindle出版をしているという立ち位置。


でね。
ちょっと何言ってるかわかんないかもだけどさ。

やっぱりゴリラだからKindleはうまく書けないのよ。


まぁね。
そりゃあね。

ゴリラだからね。


で、それに対してツナギビトさんが説明してあげる。
そのやりとりが漫才として描かれてるのさ。


Kindle出版に挑戦するゴリラが悩み、
ツナギビトさんが解決策を提示する。


大まかにはこんな流れだね。

そんで大事なところはね、
章ごとにまとめて箇条書きにしてくれているの。


僕は最初、そこだけ読んだのさ。
薄情だな〜とか思いつつ。ハッハ。ゴメンよ。



大切なものって、なんだ?

おや、グラスが空いてるじゃないか。
気にしないでジャンジャン飲んでってよ。
あと98杯は飲むんだからね。

コトン


でね。
僕はひとしきりこの作品のね、
Kindle出版に関する情報だけを飲み込んだんだ。


Kindle作品を執筆するのに大事なこと。
注意すべきこと。



自分の作品を書き上げる糧にした。



で、それでちょっと心の安定を取り戻してさ。




ところがね。
さて自分の作品を書こう!と思ったんだけど、
どうにも手が動いてくれない。


あれ、この感覚はなんだろう?ってわかんなくてさ。
しばらくモヤモヤしてたんだよね。








そんでさ。
目をつぶって、深呼吸して。
このモヤモヤの正体はなんなのかってね。

自分の真っ暗な心の中をこうね

見回してみたのさ。













そしたらさ。



心の奥底のずーっと遠くから視線を感じるのよ。









ゴリラだった。








物陰からじーっと見てる。こっち見てる。
市原悦子さんを彷彿とさせるくらい見てる。





あ、原因はあいつかって思った。ハッハ。






これね。
すっごく覚えてるのよ、僕。


ゴリラ漫才……



ゴリラ漫才って、





なんやねん!!!!




ってね。
ずっともう。


めっちゃ思ってた。


喉にひっかかった魚の小骨なんてレベルじゃない。


ゴリラがね。

僕の心を離すまいと、鬼の形相でさ。
気づいたらガッチリ心にしがみついてたみたいな。

そんな感じだったんだよね。


だから、
僕はこの作品をふたたび開かずにはいられなかったんだ。




あのとき僕が読まなかった、
漫才のパートを読むためにね。



描かれていたのは、自由だった

もうね。
あんまりおもしろいとかなんとか言っちゃうとさ。
ハードルあがっちゃうから僕は教えない。


その代わり、感想だけ書こうと思う。


あのね。
僕がゴリラ漫才の全体を見て感じたのはね。








Kindleって、こんなに自由なんだな。

ってことなんだよね。




僕はなんとなくなんだけど。
この作品から【努力の影】を感じるんだ。


元々ツナギビトさんという作家はさ。
ものすごく練り上げた作品を書く方だと思っていてね。


例えば、読者を飽きさせない工夫。
写真や扉絵を使ったり。
もちろん文章の書き方ひとつとってもそうさ。


正直、めちゃくちゃハイセンス。



ただ、いくらセンスと一言で言っても、
磨かなければセンスってものは光らない。


よくいるじゃん。
ちゃんとすごいのに、努力も怠らない人。


キミの学生時代のさ、
部活仲間にはいなかった?



大会が終わってヘトヘトなのに、
そのまま学校に戻って練習とか始めちゃうタイプ。


ツナギビトさんって、
そういうタイプのお方だと思うんだよね。

スポーツのことはわからないけどさ。
少なくともKindleの向き合い方は、そう。



僕みたいな凡人からしたらね。
ぐうの音も出ないタイプの人種だよ。


もちろん純粋に、
ゴリラ漫才という作品を
キミに楽しんでもらえたら嬉しいんだけどね。




でも僕は、もう一言つけ加えたい。




僕はね。
ツナギビトさんの作家としてのエナジーがさ。
この作品にしっかり詰まっていると思っている。




僕の感覚ではね。

きっとこの作品は、
すっごい真面目に、かつ真摯に。

そして楽しく書いた作品じゃないかなって。



そんなふうに感じられるんだよね。



ゴリラ漫才という作品に教えてもらったこと


いまとなって思うのはさ。
苦しんでいた僕がね。
無意識にこの作品を選んだのは、

創作の楽しさみたいなものを
この作品から感じとりたかったからなのかもしれない。




僕の心に残ったのは、どちらかというとそっち。
もちろんKindle出版についての知識も役に立ったけど。


そのね。


自由さというか。
創作が持つ楽しさをね。


僕はこの本に教えてもらったような気がするよ。







だからよかったらね。

キミもこの作品に触れてみてほしい。



なにか、新しいものが掴める。
そんなふうにね、
僕は思うんだよなぁ。








深夜0時の鐘が鳴る

さて。
今日はこんなところかな。
いつも長々と付き合わせちゃってごめんね。

キミも言いたいことがあったら言っていいんだよ?
あぁ、喉が渇いたね。


悪いけど、いつも通り僕も一杯。




ゴットン





……いやぁ、もう信じられない。
この鼻から抜ける香りは、女神の息吹と言ってもいい。







ご馳走様ね。
今日の分はいつも通り、ツケにしておくから。




飲み過ぎには注意しなよ。
僕はもう帰るから、ゆっくり飲んでいっておくれ。



あとね、最後にもうひとつ。

これは良かったらのお願いなんだけどさ。


もし僕の話や、
今回の作品がほんの少しでも気に入ってくれたなら。
キミのお友達にも紹介してくれると、嬉しいな。





僕、断言するよ。
きっとね。
それはいつか、キミの為になる。







なぁんてね。冗談だよ。



じゃ僕は帰るね。


鍵はいつものところ。
戸締まりと、暖房を切るのは忘れないで。
音楽を止めるのも、忘れずに。




じゃあまた。

次はキミの話も聞かせておくれよ。







ガチャ。
……ガランガラーン









おしまい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?