TACO ché タコシェ

東京中野にある書店タコシェタコシェです。時々、展示やサイン会などのイベントも行っていま…

TACO ché タコシェ

東京中野にある書店タコシェタコシェです。時々、展示やサイン会などのイベントも行っています。web site>>>http://tacoche.com オンラインンショップ>>>http://taco.shop-pro.jp

最近の記事

せかいビバークの受け渡し所はじめました

このたびタコシェ は、「せかいビバーク」という、住まいを失った方を対象とした生活支援のための「緊急お助けパック」の受け渡し場所になりました。 寝泊まりする場所がなく、電話や交通費もなく相談機関につながることができずに困っている方を助けて相談機関や行政の支援に結びつけるための窓口的なものですが、詳細はせかいビバークのサイトをご参照ください。 https://sekaibivouac.jp/ ここでは、受け取り場所になったきっかけを少し書こうと思います。 実は、数年前から時

    • 石井隆さんのこと

      タコシェでの原画展映画一筋の石井監督に、(ご自身の映画とは関係なしに)再び絵筆をとっていただけるのだろうか?  ダメ元で展示の打診してみると、真剣にご検討いただき、映画の企画が動いてない期間ならとお引き受けいただけました。 石井さんは、”自分の絵でいいのか”とか、”見にくる人がいるのだろうか”など、後ろ向きのことばかり口にしていましたが、ちゃんと石井ワールドのヒロイン”名美"を描いてくださり、ふたを開けてみれば劇画家・石井隆を長らく待ち望んでいたファンたちにたくさんいらして

      • 太田螢一さんのイラストを使ったコンパクトマスクケースを作りました

        2020年末、太田螢一さんから、白のTシャツのストックがあるから、それに「衛生防疫」の絵柄をプリントしたものを販売して医療従事者支援を行いたい、と連絡をいただきました。 コロナウィルスの猛威がついに太田さんを覚醒させたのです! Tシャツは、長らく家にしまってあったので、お正月の休みを利用して、クリーニングやホワイトニングを行い、アイロンがけや織りネームの縫い付けを済ませ、現在、シルクスクリーン印刷ができあがるのを待つ段階となりました。 それと並行して、同じモチーフで進めて

        • 編集ことはじめ 台割

          今、タコシェで自宅待機中の店員たちが画集を制作しているのですが、それで自分が初めて本の編集をした時の事を思い出しました。 それは写植からDTPに移り変わる端境期、フリー(ライ)ターだった私は、演劇関係のレビューを書く機会が多かったことから、演劇祭のパンフレットの編集を任されたのでした。 それまで雑誌の編集会議に出たり、編集者たちが原稿をチェックしたり写植を貼ったり校正する姿は見てはいましたが、編集の勉強をしたこともなければ、ましてや仕事にしたこともなく、何をどうしたらよい

        せかいビバークの受け渡し所はじめました

          お休み中のタコシェ3 太田螢一さん画業40thを祝う

          今年は、太田螢一さんの画業40周年になります。 公式サイトの年譜によると、子供時代から絵に親しんだ太田さんは、78年に、地元の千葉で、アーティスト集団「パノラマ・アワー」を組織し、展覧会を開催したり、ミュージシャンたちとのコラボで印刷物まわりのアートや作詞を手がけるようなります。そして80年に、雑誌「宝島」からの依頼を受けて、イラストを発表したことで、画業デビューを果たし、今年で40年目を迎える、というわけです。 デビューから現在に至る紆余曲折は大幅に端折りましたが、詳しく

          お休み中のタコシェ3 太田螢一さん画業40thを祝う

          本屋さん周辺の支援企画の動き

          早くから休業要請されたライブハウスに対して、救済企画Save Our Place が立ち上がり、現在、多くのミュージシャンの協力を得て配信を行っています。映画業界もこれに続いていますが、書店業界にも救済企画の動きが広がって来たのでご紹介します。 ●Save Our Life 上記のSave Our Placeの方たちが、全ての業種に対する継続的な助成を要請するために立ち上げた企画。現在、署名を募っています。 営業自粛や外出自粛要請で影響を受ける全ての中小企業や個人事業主のた

          本屋さん周辺の支援企画の動き

          お休み中のタコシェ2 STAY HOMEのお客様に代わってzineを選んでお届けします

          みなさま、お元気ですか。 外出自粛や店舗休業で、ふらりと書店に立ち寄り、これまで見たことのなかった本やzineに触れる機会が減った方もいらっしゃることと思います。 また、同人誌やzineの作り手のみなさんは、コミケやコミティアをはじめとした様々なブックイベントの延期や中止により、制作・発表の機会が狭まっているかと思います。 かくいう私も、書店員として対面でお客様のお問い合わせやご希望を伺い、本を手渡すことがなくなり、物足りない日々を送っています。 そこで、オンラインショッ

          お休み中のタコシェ2 STAY HOMEのお客様に代わってzineを選んでお届けします

          お休み中のタコシェ1 出版プロジェクト

          実店舗をお休みしている現在、3人のアルバイト店員には、感染防止のためお休みをお願いしています。 けれども、納品された本が手元にない在宅勤務では、お店の仕事ができないので、新たなプロジェクトを立ち上げることにしました。 リモートワークで、各自の仕事とお店を維持するために、自分たちでお客様に提供できるものを作ることにしたのです。 アルバイトの女子チームは3人とも美術専攻で、デザインを得意とするメンバーもいるので、3人の賛同を得て、総力を結集して、キクチヒロノリ作品集以来のタコシ

          お休み中のタコシェ1 出版プロジェクト

          古書店と新刊書店とクラブ活動

          コロナで外出や営業自粛が呼びかけられてから、改めて気づいた新刊書店と古書店の違いに"店頭買い取り"があります。 こんな状況で、仕事が休みになり、貯金が僅かな人の中には、蔵書を持って古本屋さんに向かった方がいらっしゃるかもしれません。公的な休業補償が不透明な中で、古本屋さんが一時的なライフラインの役割を果たすこともあるでしょう。外出自粛でお客さんが減っている中で買い取りを行うお店もあるかと思うと、せつないです。 数日前の休業要請で、新刊書店と古書店が線引きされ、同業者と思っ

          古書店と新刊書店とクラブ活動

          コナねる日々

          外出を控える日々が続く中、ワンちゃんやネコちゃんが一緒にいてくれたら、どれだけ癒されるだろうと思わずにはいられません。とはいえ、癒され衝動から動物を飼いはじめるのは慎重にならざるをえません。 外出を規制され、アメリカではヒヨコを飼う人が増え、フランスでは、主食を供給するパン屋さんは営業を続けているにも関わらず、自宅製パンが流行っていると聞きました。捏ねれば適度な弾力を持って押し返したり伸びるパン生地の感触と人肌に近い温もり、発酵という形で目に見えるイースト菌や酵母の活動、焼

          コナねる日々

          中野ブロードウェイは今

          これまでタコシェにいらしてくださったお客様の中には、コロナ自粛、リモートワークなどで、中野に足を運べない方もいらっしゃると思います。 中野ブロードウェイはどうなっているかな?と、心配してくださっている方もおいでかと思います。 タコシェ は、当面、実店舗をお休みさせていただき、オンラインショップのみの営業ですが、中野ブロードウェイのお店も業種にもよりますが、4月8日以降、休業が増え、閉ざされたシャッターには休業のお知らせが貼られ、通路の人影もまばらになってきました。※ さて

          中野ブロードウェイは今

          はじめまして

          東京・中野の書店タコシェ です。 はじましての皆さん、お世話になっている皆さん、タコシェの中山です。 まずnoteを始めるにあたって、お店の紹介をさせていただきますね。 タコシェは、zineやミニコミ、リトルプレスなど呼ばれるインディーズ出版、アーティストグッズや雑貨、衣類、一般書店とはちょっと異なるセレクトの書籍や雑誌を扱うショップです。 小さなお店ですが、時々、壁面を利用して展覧会をしたり、サイン会などのイベントも行い、出版も手がけます。 自主制作作品の納品についての

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