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龍神さまのお導き〜其の四〜


8月4日

念願の高野山へ向かいます。

後で知ったのですが、この日は最強の開運日だったそうで、そんな日に偶然にも高野山へ参拝できるのは幸せでした。

それに今年はお大師さま御誕生1250年の記念の年。

昨年高野山行きを断念しましたが、

無事手術も成功し、全てが整った上での参拝になったような気がします。感謝です。

⑩丹生都比売神社

高野山参拝前に、こちらの神社にご挨拶を。

御祭神は、丹生都比売大神、高野御子大神、
大食津比売大神、市杵島比売大神。

唐から帰った空海が真言密教の教えを広める場所を探していると、白と黒の犬を連れた猟師に出会います。

2匹の犬を案内役につけてくれた猟師は、「その地こそ紀伊の山中にある」と教えてくれます。

探し求める空海の前に、丹生都比売大神が現れ、広大な土地を譲ってくれることになりました。それが高野山です。

後にその猟師が、丹生都比売大神の御子であられる高野御子大神と知った空海は、二柱の神を高野山の守護神としてお祀りしました。

⑪立里荒神社

野迫川村、荒神岳の頂上にある空海ゆかりの高野山の奥社です。

西暦800年頃の創建と言われ、誉田別命と火産霊神を祀っています。

こちらの神社は、木製の鳥居が頂上まで続くのが特徴的です。

伏見稲荷の赤い鳥居も良いですが、木製もなかなか趣があって私は好きです。

清々しい御神気が心地よい神社さんです。

この立里荒神社へ辿り着く前にちょっとしたことがありました…。

丹生都比売神社で立里荒神社の住所をナビにセットしました。案内開始。

看板もあり、順調に進んでいましたが、

いきなりまた、極狭の山道に…😢
あの悪夢が甦る。
ここも本当に狭い!
絶対すれ違いできない自信あり!
退避できる場所もなし。
30分以上経過したでしょうか。
ナビ様が「目的地周辺です。音声案内を終了します。」と勝手に宣言。

どこかの集落に迷い込んでしまいました。

落ち着いて考えれば、ここが立里荒神社でないことはわかるはずですが、

その時は狭い道からの急な解放感もあって、

チラッと見えた鳥居に向かって走り出していました。

小さな祠ですが綺麗に管理されており、八幡の文字が見えました。

後で調べてみると「旧池津川小学校」の廃校舎跡周辺だったようです。

そこだけ時間が止まっているような感覚。

ジブリの映画に出てくるような建物跡。

本当に不思議な空間に呼ばれて赴いたとしか考えられませんでした。

スマホは圏外。ナビの画面を見ると左に数キロ行くと立里荒神社があるようです。

出発の時はそんな位置関係ではなかった…。

とにかくナビを立里荒神社に再設定しました。

もと来た道を引き返すしかない…。
またあの極狭の道……。😭


そんなこんなでやっと高野山へ!

宿泊予定の宿坊にレンタカーを停め、昼のうちに高野山を散策します。

不動院という宿坊に泊まります

空を見上げると龍さんがお出迎え?!🐉

⑫ 高野山大師教会

最初に訪れた高野山大師教会は、布教活動や研修などを執り行う総本部だそうです。

こちらで「菩薩十善戒 」を阿闍梨様から授かりました。

ロウソクの炎の中、シルエットだけ浮かび上がる阿闍梨様の姿は神秘的でした。

⑬大門

高野山の外から大門を望む
龍さんが写ってる?!🐉

⑬中門

⑭金堂

⑮三鈷の松

三本になっている松の葉がないかしばらく探しましたが、残念ながら見つからず……。😭
近くのご婦人が、「冬の朝早くからでないとねぇ」と仰っていました。

⑯根本大塔

⑰金剛峯寺

⑱奥之院

一の橋から奥之院へ

中の橋、御廟橋と続きます。

まったく写真を撮ることさえ忘れました。

その場の空気に、ただただ圧倒されました。

⑲奥之院ナイトツアー

星がたくさん見えて感動✨

昼間は参拝の人が多いですが、

夜はツアー客とごく僅かな人しかいません。

もう一度大師さまにお会いできました。

⑳不動院にて

精進料理を美味しくいただきました
タモさん!
朝食も安心する美味さでした


朝食の前に、朝のお勤めと阿字観体験をしました。

外国人観光客の方々が我々日本人より多い中、

住職さん達は達者な英語とデジタル機器を駆使してお勤めや阿字観に関してお話くださいました。

時代とともに高野山も変革してきたのですね。

奥之院の墓所もそうでしたが、あらゆる人を受け入れる高野山の懐の深さに驚くばかりです。

よい機会なので、父方母方の御先祖供養をお願いしました。

もしかしたら、御先祖様のどなたかがこの高野山にご縁があったかもしれません。

もしかすると、一族で私が初めて高野山に参拝したのかもしれません。

どちらにせよ、御先祖様あっての私。

こうして生きていること。高野山に参拝できたことに感謝しかありません。

自分は何者なのか。

自分は連綿と続く血の継承者の一人に過ぎない。

御先祖に感謝し、子孫の幸せを祈る。


私の中で何かが変わった機会をくださった高野山に感謝です。


この日はまだ続きますが、長くなるのでここで一度区切ります。

ありがとうございます。




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