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デザイン力を上達させる方法

1.デザイン力を上達させる方法

デザイナーは色々名言を残してるので、名言を見ているだけでもデザイン上達のヒントは落ちている。

・デザインは積み上げではなく積み減らしだ(岡本太郎)

・良いデザインというのは、見えなくなっている(ドナルド・ノーマン)

・デザインは薄紙を重ねるように上達する(昔のデザイン事務所の上司)

有名デザイナーの中に昔の上司を入れたのは、僕がプロになって「デザイン上達のコツはなんですか?」と聞いて実際に言われて響いた言葉だからだ。

自分に響く言葉や名言は必ずあるので、その中からデザインが上達するようなヒントを得るのはオススメです。

2.僕自身のデザインが上達した理由

これには2つの理由があります。

プロでの経験による上達

②デザインを楽しい感情でできるようになった時

①は言わずもがな経験は大事です。これはデザインを続けていくことで蓄積されていく経験や知識で上達します。

重要なのは②です。

「人間は楽しい感情や喜びの感情の時にはアイデアや発想力が向上する」というデータがあります。(メンタリストDaigo著書:自分を操る超集中力より)

そして悲しい感情や辛い感情の時には、アイデア力は減少します。

僕はデザイン事務所に勤めている時は毎週のように徹夜をして毎日の睡眠時間も通常の人の1/3でした。

当然毎日悲しい気持ちが多くなり、寝れても無いのでパフォーマンスが発揮できませんでした。

「もっといいデザインを作りたいのに・・・」と悔しかったのを覚えています。

それからデザイン事務所をやめて独立してからは自分のスケジュールに合わせて仕事をコントロールできるようになりました。

そして時間を作っては旅に出たり、美術館に行ったり、インテリアショップで素敵なデザインに触れる。

デザインする時間は大幅に減ったのですが、デザインの情報を大量にインプットすることができてデザイン力は大幅に向上しました。

そしてデザインも楽しくできるようになり、デザインにかかる時間も昔の1/5くらいで完成できるようになりました。

このいいサイクルを作ることがデザインの上達には重要です。

ダメなサイクルは

①休みなく働く→②インプットできない→③疲れる→④楽しくない→⑤デザインが上達しない→⑥デザインの完成が遅い→⑦休みを削る→①に戻る

いいサイクル

①十分に休息をとる→②休日にインプットできる→③元気→④デザインが楽しい→⑤デザインが上達→⑥デザインの完成が早い→⑦休みが増える→①に戻る

勤めているとなかなか難しいかもしれませんが、デザインの依頼を断ってでも休息とインプットに時間を当てることが結果的にデザインを楽しくさせて、上達させてくれます。

まぁつまり激務のデザイン事務所や会社で働くことはデザインに一番よくない影響を与えているという、なんとも皮肉な話です。

デザイナーは基本みんな激務ですからねw

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