のんべえのＪリーグサポーターやサッカーファンのための「呑みサカ旅」ガイドを作ってみよう。ふとそんなことを思いついたのは、いくつか理由がある。以下、つらつらと書いてみたい。

「ぺろり！スタグル旅」の追体験

 「ぺろり！スタグル旅」は、ぐるなびのサイト「みんなのごはん」に2019年４月まで連載されていた、Ｊリーグのスタジアムグルメ、略してスタグルがテーマの漫画である。

　ジェフ千葉がモデルの「千葉ユニティ」の２０代女子サポ２人組、エリちんとハルさんが全国各地のＪ２クラブにアウェイ遠征し、スタグルを食べまくるというストーリー。スタグルだけでなく、Ｊリーグのサポーター生活の細部に渡り、リアリティの追求と再現度合いが半端なく、全てのＪリーグクラブのサポーターに人気のある漫画であった。
　なお、筆者は千葉県柏市在住のＪリーグ柏レイソルのサポーターである。ご存じの方も多いと思うが、2018年柏レイソルはＪ１で１７位となり、2019年はＪ２リーグで戦っている。ということは、「ぺろり！スタグル旅」にでてきたＪ２各クラブのスタグルを体験できる良いチャンス。アウェイ遠征でのグルメや観光の楽しみ等、この漫画の追体験を文章に書き残しておこうと思ったのが、きっかけの一つでもある。

アウェイ遠征先での呑み情報をまとめたい

　とはいえ、よく考えてみると、筆者は、スタグルよりも遠征先の大衆居酒屋で呑むことの方を楽しみにしていることが多い。アウェイ遠征計画を立てる時、遠征先の飲み屋物色目的で「せんべろnet」「Syupo」等のサイトで情報収集しているが、既に行ったかのような楽しい気分になっている。

　ちなみに両方ともサイトの運営は女性であり、丁寧で優しいお店紹介の語り口に好感がもてる。目的は異なるけれど、全国各地に遠征している所が、勝手ながら同士感あり。こうしたサイトの影響を受け、自分も他のサポーターが読んで参考になる、アウェイ遠征での試合前後の呑み体験を書き残そうと思ったのがきっかけである。

「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」

　私の大好きな旅行番組の一つに、四半期に一度、NHK BSプレミアムで放送されている「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」がある。番組コンセプトは、鉄道オタクとして有名な俳優、六角精児氏が、全国各地の鉄道に乗り、ボックス席で酒を飲み、旅先の酒蔵を訪れては試飲し、夜の街に行っては地元のよさげな居酒屋で、はじめて会った見知らぬ客と、和気あいあいと語りあいながら、呑みまくるというもの。しかも「尿酸値が異常に高い♪」「痛風に怯える～♪」という自虐ソングを歌いながら。

　てゆーか、この番組、「鉄道」部分を「サッカー観戦」に置き換えたら、自分が月に２回、アウェイ遠征でやっていることと全く同じじゃないかと。てなわけで、読み物としての体裁をどう整えようかと考えた時に、この番組のオマージュの意味も込め、「呑み鉄旅」に倣って「呑みサカ旅」と称し、記事のタイトルについては「夏・山形鉄道を呑む！ 」「秋・留萌本線を呑む！」といった、各回の番組タイトルのスタイルを拝借することにした。「●●線を呑む」の路線部分を遠征先のクラブ名を置き換えた「（サッカークラブ名）を呑む」という感じである。

　スタジアムグルメやスタジアムをテーマにしたブログ、WEB記事や作品は既にたくさん存在するし、酒屋、酒蔵巡りがテーマも同様である。しかし、サッカー観戦×酒＝アウェイ遠征先での飲み屋巡りをテーマにしたものは、意外と見当たらなかった。まずは自分の備忘録として気楽に書くけれど、徐々にブラッシュアップし、アウェイ遠征するのんべえのＪリーグサポーターやサッカーファンの参考になるものになればと思っている。

【#呑みサカ旅】記事一覧

　ということで、過去noteに投稿した記事一覧です。これからも遠征記事が増え次第、追記していきます。