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男女の結婚観と夫婦の多様性について

1.何故結婚するのだろう?

かつての自分も疑問を持っていた。25歳くらいの時だろうか、自分のまわりでも結婚する友人がちらほら出てきた。

結婚の理由を聞いてみると「今の彼女とは付き合って長いし、そろそろ結婚しようかと…」、「気が合うし、一緒にいて楽だから」、「単純に好きだから」という流れだ。

正直、さっぱり意味が分からなかった。

自分の中では、付き合いが長いだけでは結婚の理由にはならないし、好きなだけならわざわざ結婚する理由にはならないと思っていた。付き合いも長いからといって情で結婚したとしても、その時点で相手と見据えているものがズレているのではないかと思う。そんな燃料で長い夫婦生活を走りきれるのだろうか?それだけでは何か弱い気がする。

自分に多少のひねくれはあるにしても、男性の自分にはなかなか結婚に踏み切る理由が見つからなかった。現に、25歳の時に付き合っていた方とは、「自分は結婚したいと思った事がない。今まで誰と付き合っても結婚したいと思った事がない。結婚する理由が分からないから。」と別れた記憶がある。周りからは「ひどすぎる」、「鬼だ」、「普通そんな事言えないだろ」などと言われた。しかし、そのままずるずる付き合って、結果結婚なんてする気ないですけど…って言う方がひどいと思うのだが。

それから2年くらいが過ぎた頃、僕は初めて結婚したいと思った。


2.男性と女性の結婚の捉え方

『男性にとって結婚とはゴール』、『女性にとって結婚とはスタート』とはよく聞く話だ。

ここからはあくまでも自分の見解なので悪しからず。
男性は子を産めない。これは女性と男性の最大の差だと思う。圧倒的母性の差。

女性の場合、恋愛→結婚→出産→家事育児etc…ゴールはまだ見えず。結婚はあくまでも通過点に過ぎない訳です。

では、男性はどうでしょう。恋愛→結婚→ゴール!この傾向が非常に強いです(でも男性全員が必ずしもそうではないです)。

女性の方は結婚した後を見据えている事が多いですが、男性の方は結婚した後の事はあまり考えてないと思います。結婚して「こんなはずじゃなかった」、「結婚前はやさしかったのに」と嘆くのは圧倒的に男性側が多い。

なぜそう思うのか?これまでと状況が変わっているのに、考え方や行動が変わってない。ただそれだけ。

例えば、結婚して二人暮らし。今日はゴミの日。いつも奥さんがゴミを出していたとします。しかし、今日は高熱のため奥さんはゴミ出しにいけません。この時、旦那さんが「2人しかいない→奥さんがゴミを出せない→自分が出すしかない」この考えに最短距離で至るか、です。


3.変わらないのが当たり前?いや、変わって当たり前

自分の中では、人間とは変わり続けるものだと思ってます。

そう簡単に性格が変わる事は少ないと思いますが、人生の中で考え方が変わる事なんて多々あると思います。結婚をするという事は、他人と暮らし始めるという事。

結婚前に同棲とかしていれば、ある程度の相手の傾向は掴めると思います。ここで見逃していけないのが、相手が状況に応じて変化をしていける人間なのか?です。

例えば、今まで一切貯金をしていなかった彼氏さん。しかし、結婚の予定が立ってからというものみるみる貯金をするようになる。貯金できるなら最初からやれよ!と思いますが、状況の変化とともに行動が変わっている事にとてつもない価値と希望があります。

自分の場合ですが、結婚してから自分のために使えるお金が、独身の時に比べたら圧倒的に減りました。ラーメン食べ歩きが趣味の自分にとって、毎日ラーメンは食べれなくなりました。お小遣いがぶっ飛びます。でもおいしい物を食べたい。でもお小遣いという上限がある…。

じゃあ自分で作ればいいじゃん!

晩御飯、俺が作ればいいじゃん。自分のお小遣いじゃなくて、食費から費用も出るし、奥さんの手も空くし、一石三鳥くらいじゃん。こうして僕は、ご飯担当になりました。結婚8年目ですが、今でも9:1くらいで僕が作ってます。自分の弁当も作って、月イチの子供の弁当も作ってます。


4.多様性を受け入れる

いろんな夫婦の形、いろんな家庭の形があっていいと思う。父親が経済の大黒柱になり母親が家庭を支える、必ずしもそうでなくていいはずだ。

1+9だけが10ではない。2+8も、3+7も10だ。

自分の家庭は奥さんの方が収入がいいです。そして僕がほとんどの家事をします。子供は平日は保育園で、土日は奥さんが仕事なので僕が1人で子供と一緒にいます。晩御飯や買い物、掃除、洗濯全てやります。子供が1歳の時、奥さんは3泊4日の海外旅行に行かれました笑。全然余裕です。むしろ家事の全てがいつもより早く終わったくらいです。

不満?特にないです。

僕個人の考えですが、お金を稼ぐ事や家事はそれが得意な方がやればいいと思う。お金を稼ぐのが得意ならなるべく正社員で働いてくれた方がいい。家事が得意なら全部自分がやっちゃった方が早く終わって、結果お互い自由な時間が増える。パートナーが高熱とかで動けない時などに、最低限を代打でやってくれればそれでOK。

男だからとか女だからとか、夫だからとか妻だからとか、父親だからとか母親だからとか、そんなもん一刻も早く取っ払った方がいい。絶対旦那さんの方が家事能力高い家庭、結構あると思います笑。家庭も一つの会社です。株式会社○○家です。効率よく、かつ志は高く行きましょう!


5.最後に自分の話

1.何故結婚するのだろう?の最後で自分が結婚したい思った理由について書いていきたいと思います。単純です。

自分の家族を持ちたい、子育てがしたい。

ただ純粋にそう思ったからです。子育てをしたい気持ちの方が強かったです。多分自分は男性の中では母性?父性?が強い方だと思います。ぶっきらぼうで何考えてるかわからないとモテない僕ですが、何故か子供達には大人気です笑。

初めて自分の子供をと考えた時に、形としても戸籍としても両親がいた方がいい、そう思ったから結婚したいと思えた。それを考えると、結婚も通過点なんだなと思えました。もし結婚して子宝に恵まれなかった時は、奥さんと世界中を旅行しようと思ってました。

結果的に息子が生まれて、楽しく過ごしています。まだまだ道半ばです。
ちなみに25歳の時にひどい振り方をしてしまった人が今の奥さんです笑。

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