見出し画像

もうそれはミニっていわないよね

以前のミニは軽自動車よりも小さかったかも

以前の職場の駐車場で、ミニの隣に駐車したことがあった。

昔のスタイリングで、小さな車体に1.3ℓのエンジンを積んだタイプ(車体後部にCooperの記載があった)だった。

当時の愛車であった初代ラパンを隣に駐めてみたら、ラパンの方が大きく感じて「うわっ!小さっ!!」とビックリしたのを覚えてる。

これに日本人よりも体格の大きなイギリス人が4人乗れるのかが本当に心配になるのだけど、あれだけ売れた自動車ですし、通勤なんかの目的なら、問題なかったのかもしれないなぁ……。

昔のミニはキュートだった

小さくて愛らしいスタイリングは、好み的にはどストライクなのだけれど、いろんな人が乗っててたくさん走ってた昔のミニ(僕が免許を取った頃はローバーのミニだったなぁ)には、気恥ずかしくて乗ることはなかったんですが、今にして思えば一度くらいはハンドルを握ってみたかったなー、なんて思います。

そこからすると今のBMWのミニはキュートではないけどスタイリングもいいし、装備も昔のミニより整っているから、長距離走っても快適なんだろうなーって思う。

でも、なんかもう全く違う自動車になってしまった。

もうミニって名乗るのやめない?

上の動画を見た後で下の動画を見て、どちらもミニだと僕には納得できないんだよね。

これはもう、全く違うコンセプトの自動車に思える。

まあ、ライフスタイルもかなり変わったわけだから、自動車も同じじゃいられないってのはわからなくもない。

だけど、ミニというブランドを引き継ぐのだから、もうちょっとなんとかならなかったのかと思ってしまう。

大きさからいうと、メルセデスベンツのスマートとかルノーのトゥインゴの方がミニって名前な相応しいと思うなぁ。

※どちらもウナ丼さんのレビューってのは単なる趣味です。

ニーズとして考えてみると、日本の軽自動車の最廉価モデルなんかが、元々のミニのイメージに近いと思う。

BMWのミニが醸し出すリッチな雰囲気は、元々のミニにはなかったのではないだろうか?

むしろ、日常の足を意識した日本の軽自動車の方がミニという名前が相応しいかもしれない。

これはもう「軽」じゃない?

もっとも、その軽自動車も大きく変わりつつある。

Wikipediaによると、僕の愛車、ウサコことスズキアルトラパン(3代目)は、650〜730kgで、僕のウサコは2WDなので軽い方の650kg。

これは現在の軽自動車の中では軽い方。
初代ウサコこと、アルトラパン(初代)は780〜850kgで、こちらも2WDだったので軽い方の780kgだろう。

そこからすると今乗っているウサコは130kgも軽くなっている。

軽自動車というと、軽という字が付いているから軽いのだろうと思いがちだが、現実はそうでもなく、例えばハイブリッド車やEVになるとバッテリーの重さが加わるためにドンドン重くなり、中には1トンを超えるものも存在する。

その上のクラスのコンパクトカーの中には1トンを下回るものもあり、中には800kg代の車種もあるようだ。

もうこれだと、どちらが軽なのかわからない。

もっとも、軽自動車の規格というものは、排気量と車体寸法によるよるところが多く、車重は関係ないので、車重がどれだけ重くなろうと車体が小さくて排気量が660cc以下なら軽自動車とされるわけだけだ。

ところが、重くなればなるほど、路面に対して影響を与えることになり、舗装の寿命にも影響してくる。

道路工事のスパンが短くなっていくわけで、それは関係する税金に関わってくるかもしれない。

世の中は環境性能という言葉を重要視していったため、燃費やCO2の排出量に目を光らせているわけだけど、道路の再舗装のことも考えるなら、車重も重要な環境性能だろう。

重たい軽自動車なんて、本末転倒だと僕は思う。

小さくて可愛いクルマ、冬の時代

今の自動車は、どれもこれも大きくなってしまった感がある。

まあ、車内が広々してた方が、乗っている方は気分がいいし、車格が大きい方が走行も安定することだろう。

衝突安全性なんかも、大きい方が優れているだろうから、自動車は大きくなるのもわからなくはない。

でも、なんでこんなに厳つい自動車が増えてしまったのだろう。

そんなに周りを威嚇せずに、別段オサレでなくてもいいから、キュートで愛でたくなってしまうようなクルマが、もっと増えてほしいなぁ……。

ミニ◯ンビ! おこづかいほしいのねん!! (「よろしければご支援願います」の意)