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落語を解さないイマドキな人たち

残業を2時間ほどして帰宅して、飯食って風呂に入っているんですが、スマートニュースに面白いネタが出てきたので、そのことを書きたくなってしまったんですよね。

この並びで出たってことは……!

読んでみればただの「おふざけ」

元記事はこちらの記事。

「抱いてください」「気持ち悪い」日本テレビ『もう笑点』で流れた「あまりにもひどい、笑点のダメな部分」“性を笑いのネタ”にする、時代を理解できな作り手

以下、問題あるとされる部分の再現を引用。

 再現してみるとーー。

小遊三「歌丸師匠、お疲れさまでございます。お礼に湖畔の宿を予約しておきました」
歌丸「小遊三さん、ありがとう」
小遊三「抱いてください」

 間髪入れずに、大げさに嫌そうなリアクションをする歌丸。そしてこう言い放ったのだ。

「山田君、気持ちが悪いから、全員の(ざぶとん)を全部持っていってください」

週刊女性PRIMEのサイトに掲載された当該記事

で、何がいけないかの説明を引用。

「小遊三が抱いてください、と言ったことに対して、歌丸が『気持ちが悪い』と言い捨てているところです。男と男の関係を『気持ちが悪い』と決めつけているところが、今の時代の感覚とは明らかにズレている。とはいえ、この映像は8年前のものですから、当時はまだ許されていたのかもしれませんが」と、一呼吸置き、こう続ける。

「問題はなぜ今、この場面を放送したのか、です。番組の作り手、つまりプロデューサーもディレクターも、今という時代を理解できていないという証拠ですよ。男性の性を笑いのネタにしている点が古い感覚だし、それに対し『気持ちが悪い』とバッサリ切り、その後で出演者全員が笑っているという構図。最悪です」

週刊女性PRIMEのサイトに掲載された当該記事

………えーっと、このふとのしゃべっちゅごどがさっぱどわがねんばって、わがるふといますか?

(突然ですが津軽弁で、「この人の言ってることがさっぱりわからないんですが、わかる人いますか?」って意味らしいですよ)

いやさ、やりとりしてるのは、落語家の歌丸師匠と落語家の小遊三師匠ですよ?

しかも、長いこと笑点でお茶の間を沸かせてきたお二人だ。

こんなもん、身内でバカ言い合ってるだけの話じゃないですか。

この記事書いたヤツは時代どころか落語を理解できてないんじゃないの?

下の記事で、立川志らく師匠がその記事にコメントしている。

志らく「笑点」“性的ギャグ”への批判に異論「何でも性の平等と言えば正しいと思っていやがる」

以下引用。

「あのね、もし歌丸師匠と小遊三師匠が真剣にお付き合いしていたのならそれを揶揄するのは失礼なこと。でもそれはあり得ない。ならば『気持ち悪い』はただのギャクじゃないか」と指摘した。

日刊スポーツのサイトに掲載された当該記事

全くその通りとしか言いようがない。

日々、叩くネタを探しているの?

男女の中でも、このやりとりは当然成立するし、元の関係が色っぽいものでなければ、「なんの冗談?」と思われても仕方がない。

にも関わらず、「気持ち悪い」という返しを男性同士の恋愛に対するヘイトと受け取ってしまうあたり、とても色の濃い眼鏡をかけていらっしゃるのだろう。

こんなもの、多様性でもなんでもなくて、単に「気に入らないから黙れ」って言ってるだけなんだよね。

時代にそぐわない?

それは誰の価値観なの?

まさか「誰もがそう思ってる」なんて言わないよね?

ミニ◯ンビ! おこづかいほしいのねん!! (「よろしければご支援願います」の意)