台本のある記者会見

G7広島サミットが終わりました。

岸田首相にとっては、岸田政権のレガシーとして残ることでしょう。
ウクライナ🇺🇦のゼレンスキー大統領が来日するというサプライズには驚かされました。

ニュースはG7一色!でもどかしさを感じる次第であります。


さて、岸田首相の記者会見について話題になっているツイートがありました。


私はこの方の意見に賛同します。

記者会見に台本がある、台本通りに岸田首相がコメントする。確かに記者から突然質問されて答えられないみっともない姿を晒したりすることがない、時間が限られた中で終わらせられるという利点はあるのかもしれません。

でも、記者会見の記者の質問も答えも決まっていたとするならば、記者会見する意味はあるんでしょうか?

岸田首相の生の声で、国民に広く知らしめるためにマスコミの前で質疑応答する、のは意味があるでしょう。

ただ、個人的には紙のやり取りでいいじゃん?って思うわけです。事前に決められた問題用紙渡されていて、それに答えを書くのなら。(内容までは決められてないのかもしれませんが)

私は記者と首相がバチバチにぶつかり合う質疑応答の方が、国民のため世のためになると思います。

どういったことを考えて、どういった思惑があって。岸田首相の考えていることやりたいことが記者との対話を通じて、噛み砕かれていくことで、国民に対してはじめて意義は伝わっていくのではと思います。

でも、現実的な視点に戻ってみると、記者会見の時間は長く取れないんでしょう。

G7という議長国の立場で様々な国と首脳会談をしなければいけない、レセプションもある、会合もある、そんな中での記者会見のはずです。

しかしながら、いつまでも忙しいというわけではないと思います。

G7が終わり、落ち着いたタイミングで、首相と記者がバチバチにやりあうような総括の場として記者会見を開くべきじゃないかなと思います。

岸田総理にとってG7を広島で開いて、G7の面々を広島に呼んだこと、そして、戦争当事国であり核の危機にさらされているウクライナのゼレンスキー大統領を呼んだことは、岸田首相の政治信条から来るものだと思います。

岸田首相にとってG7の成果はどうだったかを、もう一度本気の議論で見てみたいと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?