見出し画像

日本で唯一・蘇我入鹿神社

蘇我入鹿といえば、聖徳太子の皇子・山背大兄王を自害に追い込み、天皇に変わって権力を握り、専横政治を極めた人物として知られています。しかし栄華は長く続かず、入鹿は中大兄皇子、藤原鎌足らによって暗殺され(乙巳の変)、大化の改新がおこなわれることとなります。

…と言われています。



…こんな言い方しましたのは、往々にして歴史は時の権力者の都合のよいように書き換えられるからです。書き換えられるとまではいかなくとも、都合のいい側面が強調され、解釈され、結果語られない歴史は風化し、やがて忘れられていくのではないでしょうか。

カタクリなことを申しましたが、実は、前々から気になっておりました、「日本で唯一蘇我入鹿を祀る入鹿神社」に行ってまいりました。

日本で唯一という入鹿公を祀る神社




さっそくご案内しましょう。興味のある方はお付き合いください。

入鹿神社は橿原市小綱町の住宅街の一角にあります。

道路側から見る本殿


入鹿神社境内


正面は大日堂で、入鹿神社は右側です。
入鹿神社と大日堂(寺)が同じ場所にあります。

拝殿


本殿(右)
本殿



正史で語られていないかもしれない蘇我入鹿とはどんな人物だったのでしょう?
知りたいと思いました。

境内石仏群


境内に石仏が並んでおられました。
あちこちから集められてあるようです。



そして、同じく境内のあじさいがとても色鮮やかでした。



いきいきしてました。






蘇我入鹿は、風雲急を告げる半島との関係構築や国内の豪族を統率し、強い日本国を作ろうとしたリーダーだったのでしょうか。そういう見方もできるかも、などと夢想いたしました。



入鹿神社境内を逍遙し、そして辞するときこう思いました。
入鹿公はとても大切にお祀りされているなと。




通説、正史、常識にとらわれずにいたいものです。
すれば俄然面白くなってまいります🤣


[オマケ]

入鹿の首塚



ここは明日香村の飛鳥寺の西側。首塚のうしろに甘樫丘が見えます。


おしまい