消費税
消費税。与党は口を揃えて増税を唱え、野党は口を揃えて減税を唱えていることからも、消費税増税が大きな問題であることが理解できるだろう。
この問題の最大の点が、消費税増税の理由は、社会保障費のためにあるのか、それとも法人税減税や軍拡のためにあるのかだ。
事実を見てみると、年々社会保障が必要な人は増えているのにも関わらずその給付は下がっている。
一方で企業にかす法人税は下がり続けており、国防費は上がり続けている。
こう見たら、消費税は法人税減税分などに当てられていると思えるだろう。
しかし、消費税法1条では消費税は社会保障に使うものと決められている。
では真実はどうなのか。実は、消費税の使用用途は確かめることができないのである。
なぜなら、消費税による税収とその他の税金による税収は同じ財源として保管されているからである。つまり、その財源からお金を使ってもそれが消費税から来たお金なのか他のところから来たお金なのか判別がつかない。だから消費税の議論の決着はまだまだつかないのである。
ちなみに賛成側の主張と反対側の主張はこんな感じ
与党 消費税は社会保障のために使われている!少子高齢化なのだから仕方ないだろうが!
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野党 お金持ちに対する税金は下げといて何言ってるんや! 社会保障の水準が下がっているんだから、社会保障に使われていないのは明らかだろうが!
与党 消費税は社会保障のために必要不可欠で、かなり安定した財源だ!
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野党 景気が冷え込んでいる現代に、景気を改善させることに税金をかける消費税を上げるなんて言語道断!
与党 消費税はみんな一律で収める。平等!
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野党 いやいや、お金持ちにとってははした金だが、貧乏人にとってはきついお金だ。消費税は貧困なほど大きくなる税金で、格差是正という税の目的と相反している!というかお金持ちほど税金が高くなる法人税減税しとるやんか。
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