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手あれのない大掃除

やろうやろうと思いつつも、なかなか重たい腰が上がらない。
例えば、いらなくなった衣類やタオルやリネン類を切ってウエスにする。
思えば結婚して三十年来、やったらいいなあと思うだけでしなかった。
そんな大したことでもないのに。

ネックになるのは手間暇だ。
よく切れるハサミがなくてはならない。
それもよほどよく切れなくては。
切れないハサミほどストレスになるものはない、と断言する。
馬鹿と鋏は使いよう…と昔母に言われたものだが、誰が使ってもうまく使えないような道具は役立たずと腹の中で反論していた。

もう一つのネックは、終わりのない旅であること。
生きている限り、服もタオルもシーツも古びていく。
それらをどれだけいつまで切り刻んだら、使い切ることができるのか?
未来永劫続く果てしない旅の始まりとなる、自分にその決意はあるのか?


なーんちって。

で、切り刻みました。
ハサミは子どもが学校で揃えた裁縫箱セットにあったものを使いました。
廃物利用です。

ここまでは長すぎる前ぶり、毎度申し訳ありません。

この使い捨てウエスを用いて、自家製みかんの皮煮出しスプレーであちこち拭いてまわっております。

ホーローの鍋にみかんの皮と水を入れてニ十分程度煮出します。

みかんは自家製で、肥料も消毒もしていません…もちろんワックスもなしなので安全、かな。

漏斗(じょうご)でスプレー容器に。

このみかんの皮の煮出し汁、なかなかの優れものです。
オレンジオイルの洗剤をよく見かけますが、同じような効果だと思います。
キッチンの油汚れをよく落とします。

二度拭きが必要か調べたところ、答えは見つかりませんでした。

ただ、ワックス効果がある、とあったので、それはつまり拭き取り不用ということだと拡大解釈。
シュッシュと吹きかけて、使い捨てウエスであちこち拭きまわっております。

いまのところ、主にキッチン周りの拭き掃除に使っていますが、トイレなどでも試してみようと思います。

思いがけない効果として、手あれをしないどころか、心なしかすべすべしているような。
私は手にクリームを塗るのも、手袋をするのも嫌いなのでパフォーマンス大幅アップ、大掃除を楽しんでおります。

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