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ありがとう、livedoor

2004年から2013年までの九年間、マメに更新していたlivedoor blogがまだ残してある。

2014年にインスタグラムを始めてからブログを更新しなくなった(ようだ)。

2010年ごろにパッチワークキルトを習い始めて、ブログに書く内容が日常雑記からその進捗にシフトした。
そこにインスタグラムが登場して、手軽さとレスポンスの良さ、情報収集にうってつけなのに身も心も奪われてしまった(みたい)

livedoor blogに日常雑記を綴っていたのは40代中ごろからで、子育てはひと段落して仕事をしておらず、特に趣味もない、時間だけがあった。

パッチワークキルトを習い始めた50代から今の方がずっと忙しい。
なんだか無駄に過ごした九年間のような気もする。

そう思ってところどころ読んでみたら、まったくそうではなかった。
庭で花を育てたり、メロンパンを焼いたり、お弁当を作っていた。

テレビニュースに反応して自分の考えていることを書いてあると思えば、ホースリールが壊れたとか、どうでもいいようなことも書いてある。

コメントもほとんどないのに、いったい誰に向けて書いていたのか…

今あのような記録を綴る気持ちにはなれない。
今より若かったから、毎日が新鮮な喜びや驚きや発見に満ちていたのだと思う。

そう言う日々があったということを残しておけて良かった。
ありがとう、livedoor。

livedoorはブログサービスをやめるだろうか?
その時のために、ローカルに保存するほどのものでもないし、ましてやnoteに転載する意味もない。

あれはあれで、インターネットの海を漂い続けるのだろう、人知れず。

時々思い出して会いに行こうと思う、あのころの自分に。


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