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くるみのサインから思ったこと

老猫にオムツを使い始めてその後。

快適オムツライフを送っている…ように見えたくるみだが、ある弱点に気づいた。
猫用オムツは穿かせるタイプではなく、背中側にある付け外し自在のテープで胴回りを調整する。
オムツには尻尾を通す穴が空いており、それより下、お尻に当たる側に高分子吸収体が仕組まれている。
その、取り外しテープの当たる部分の体毛が、常に押さえつけられているため寝ていた。
寝ているばかりでなく、押さえつけながら動くと摩擦が起きるのか体毛がよれてしまっていた。
やはりオムツを外している期間も必要なよう。

そこで、外出する時や私が二階のミシン部屋に籠る時にはオムツを外し、サークルに入ってもらうことにした。
人気ひとけが無くなるので石油ファンヒーターを消し、エアコンに切り替えると、くるみはサークルの中にある猫用ベッドに潜り込む。
エアコンの暖気だけでは寒いのだろう。

一緒に部屋にいる時は、オムツを当て自由に歩き回らせる。
たいてい、石油ファンヒーターの前にいる。

くるみは便意を催すと、サークルの中にある猫用トイレに向かう。
砂もないのにシートを前足で掻いてから、尻を放り出す。
そこですかさずオムツを外す。
間に合わずオムツの中に便をしてしまったら、ムースのドライシャンプーで周辺を拭く。
便が体毛や皮膚に残り、肌荒れするのを防ぐためだ。
その一手間をなるべく少なくするために、くるみの便意をすかさずキャッチしなければならない。

このことに初めに気づいたのは夫だった。
夫は、この件に関わらずくるみの所作から行動を予測するのが上手い。
きめ細やかに観察して、気持ち(?)を慮る。

もしかしたら子育ては、夫が主に担った方が上手かったかも、と思う。
子育ての向き不向きは、女とか男とか母親とか父親というより、個人の特長なんじゃないかしら。


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