泣いた私は昨日の私だ
泣いた私は昨日の私であって、今日の私ではない。同じ私という人物ではあるけれど、今日の私とは違う私だ。
それはもう、過去の私でしかなくて、今の私は違うことを思い、違うことを考えて息をしている。
それでもどこかに、昨日の私の考えていた、わだかまりのようなものは残っている。
それは、普段は顔を表すことはなく、心の奥底でずっと、簡単には消えないくせにおとなしくしている。
積み重なると、まるで急に噴火しないと言われていた火山が噴火したかのように大きな化け物になってしまう。
自分でわかっているからこそ、その小さな積み重なるものをうまくやっつけたいと願っている。
きっと、もっとずっと、誰かに上手に話せたらいいのに、と日々願っている。
願っているだけじゃどうにもならないと理解しているからこそ、誰かに、上手に話せるようにと努力する。
それが上手くいかなかった時に、また堂々巡りになって小さな積み重なりが自分にも積み重なっていく。
そろそろ、そういうのやめたいな。いつも思うけども、まだ上手に消化しきれない。
昔よりは、ずっと、こんな感情に敏感に気づけるようになった。それだけで、もう私は私の事を褒めてあげたいと思う。
表面上はあんまりなにも変わらないんです。結局は、伝えずに終わることが度々ある。
それでも、自分を褒めてあげたい気持ちを持てたことが、わたしにとっては大きな進歩です。
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