ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)
読書記録 📝
児童精神科医である筆者が未成年の犯罪について科学的に解説。
非行少年たちの中には「反省以前の子ども」が沢山いるそう。
認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ままならない。
問題の根深さは学校でも同じで、
人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、
困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開。
【この本からの学び】
◆行動を変えるには?
自己洞察、自分を知ることが必要。
※自身の行動を振り返る時間を作る
◆自覚状態理論
自己に注意を向けることで自己洞察や自己内省が生じる背景。
◆気づきは心の扉を開く
心の扉にドアノブは内側にしかついていない
叱責や説教で外側から無理には開けられない、
自身で気づいて開けるしかない。
※周りは「気づき」を支援する
メディアで取り上げられる未成年の凶悪事件に感情的に向き合うだけでは根本的な解決にはならない。
人口減少による人手不足や納税問題まで関わりのある内容で、とても考えさせられる内容でした。
学びを血肉に、ありがとうございました📚🙇♂️
#読書記録 #宮口幸治
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