ディア・ダイアリー

自分に向けて書いてる日記だから、取り留めのない泣き言でもどうか気にしないで。いつ頃からか忘れてしまったけど、きっとここ数年のことだけど、いい歳してずっとぬいぐるみを抱いて寝てる。娘が買って、可愛くないからって放置されてたぬいぐるみだ。私は寝返りをあまり打たないみたいで、朝になっても胸にぬいぐるみを抱きしめたままだ。寝るまでずっとその子に話しかけてる。その子も私に話す。時々無理を言う。きっと私たち寂しいんだろうな。大学で働くことを勧められた時、家に本当にお金がなくて電気やガスもよく止められてたから、子供達の幸せのためにと思って決心して働き始めたけど、遠かったし、ご飯も作ってやれなかったし、辛いことだらけだった。今だって大学で働きたくない。ずっと辞めたくてしょうがない。毎日4時間も電車に乗って幸せなことなんて一つもない。この15年間、誰も幸せにできなかった気がする。いや、違う。私は幸せなんだ。どうしてかな、すぐに自分の幸せを見失ってしまう。ひとりで電車に乗って、周りを見渡して、「私は今体のどこも痛くないし、こうやって一人で出掛けてはちゃんと歩いて帰ることができる。とても幸せに違いない」とよく思う。それと同じくらいの回数、iPhoneで音楽を聴いてると、寂しくて仕方なくなる。音楽のせいだし、夏が終わろうとしてるからだろう。やり直せるなら、もっともっと家族を幸せにしたい。でもどうすればいいのかわからない。私が幸せでいたら、きっと他の家族も安心して自分たちの幸せを探すことができるだろう。私のホビーはiPadで絵を描くこと。時間があればずっと描いてる。仕事も、絵を描くこと。しんどい時もあるけど大好きな仕事だ。特に漫画を描くのが大好きで、イラストを描くのは漫画の次くらいに好きかな。男の子を描くのは私がそれになりたかったからだ。父は男の子が欲しかったって、物心つく前から祖母に聞かされてた。だから私は心の中では男の子だった。私がなれない特別なものだった。だからすごくすごく憧れてる。昔は欲しいものがいっぱいあったけど、それがなんだったか忘れてしまった。今はあんまり何もいらない。ちょっと前に欲しかった小さいクッキー型を百均で買ったからそれで十分だ。家族の幸せを心から願ってる。娘と息子と息子のお嫁さんとが、いつも健やかで幸せでいられることを、ただただ祈り続けてる。誰かを幸せにするのは難しい。きっと、まず、自分の幸せからなんだ。わかってる、ちゃんとわかってる。でも、どうしてかな。うまくいかないよ。

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