人見知り克服というか、うまく付き合っていく方法
私は相談にのる仕事をしてますが、なかなかの人見知りです。内向型とも言えますが、自分としては人見知りの方がしっくりきます。
人見知りで人前でほとんど言葉を発しなかった私ですが、なぜか、話しを聞く事は向いていた様で人に勧められて、この仕事に足を踏み入れました。
しかし、話しを聞くのが少し得意ぐらいでは務まらない仕事でしたので、千本ノックのような毎日。そのおかげで、二人での対面のコミュニケーションは、できるようになりました。
しかし、問題は、二人以上の場合です。
人見知りと言っても人によってニュアンスが違うと思いますが、私の場合はこんな感じです。
初めての場所、人と会うのが苦手
三人以上の集団が苦手(知っている知らないに関わらず)
特に自分の役割が明確でない場合
苦手というより恐怖やパニックに近い感じで、大抵固まってしまいます。そうすると人によっては私が不機嫌であると思って余計こじれたりすることもあり、誤解なのに〜と思ったりします。
そこで、頑張ってテンションを上げたりしますが、慣れないことをすると何だかおかしな声が出ちゃたりして、気まずい気分になります。話を振られても、気の利いたことなんて言えやしないので周りの反応が微妙だったりして、やめてくれと落ち込みます。身体が緊張でゴリゴリになるし、自分にダメ出しで負のスパイルです。
仕事はうまく行っていたにも関わらず、会議が嫌すぎて仕事をやめたことがあります(実際、それだけではないですが)。上司に会議に参加しなくてもよければ辞めたくないと相談しましたが却下されました。当たり前ですね。でも、私が参加しなくてもなんの問題もなさそうな会議だったんですけどね…
思い切ってカルチャーセンターに行き始めたこともありました。初めは、ホワイトボードに向かって黙々と作業をするだけでホッとしていたのですが、その内、先生と生徒同士が打ち解け始めて、雑談の割合が増え、先生の話に笑わないといけなかったり、他の生徒さんの作品をみんなで褒める場面とか出てきて、その場でなんとか浮かないように振る舞っていましたが、段々、体が重くなり悩んだ末、結構なお金を払いながら苦痛を味わいうのも違うのではと思って更新するのをやめたこともありました。先生や他の生徒さんとの距離感がうまく掴めなかったんですよね。
オンライン研修に参加したこともありました(数ヶ月)。常時、自分の顔が画面に映っているのでプレッシャーでしたし、対面よりもっと空気が読みづらいので、発言のタイミングなんて分かりようもなく、修行のようにその時間に居るということだけを自分に課している状態で、いつもよりオーバーに笑ったり拍手したり手を振ったりで、なかなか私にはハードでした。
じゃあ、遊びならいいのかというとそれはそれで、やはり固まっています。
こんなこと言いながら、仕事は対人や接客業でやってきました。正直、自分の適職を分かっていなかったと、この歳になって後悔していますが、もし、これらの仕事をしていなかったらもっと酷いことになっていたかもしれません。周り回ってよかったのでしょう。仕事だったら、きちんとできるのです。
私にとって世の中の大半の人たちが、コミニケーションの達人に見えます。色々あるんでしょうけど、すごいです。
そこで、人から教わって始めた方法なのですが、
無理に喋らなくても良い(私より適した人が喋ってくれる)
話ている人の方を見ながら適宜うなずく
少しの笑顔
たまに少し声を出して笑ってみる
話を振られたら短文で返せば良い(相手が補って想像してくれる)
好奇心を持つ
気持ち爽やかに
これはなかなか良かったです。そういう人なんだと思ってくれますし、ある意味で余計なトラブルに巻き込まれることも減りました。
もちろん日頃からの関係性も大事ですので、「挨拶」と「ありがとうございます」も忘れずに。その上で、自分の仕事はしっかりやることも大切です。嫌な摩擦を招かなくて済みます。ぜひ、心をすり減らさないで働ける環境が作れるよう願っています。
基本的なことばかり書きましたが、人見知りには、段階的な「なんとかなった感」と「慣れ感」が重要な気がします。小さなことから取り組むこと。そしたら少し余裕が生まれてきて、自分らしさが段々出せるようになってくると思います。
今後も、人見知りがどうやって世の中と折り合いをつけるか、数年後の自分のための私の模索を伝えられたらと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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