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プロダクトマネージャーがUber Eatsの配達員をやってみた

Uber Eatsを注文する側としては利用したことがありますが、今回は少し踏み込んで配達する側にトライしてみました!

普段は小説投稿サービスのPMをやっているのでドメインとは全然関係ないのですが、近ごろO2Oサービスへの興味が高まっていて、思い立ったらその時やることを大切にしているので、暑い時期ですがやってみることにしました。

あとは自転車に乗ることが趣味なのですが、だいぶご無沙汰になっていたので乗る理由になることも後押しになりました。


事前準備

1.ユーザー登録
Uber Eats 配達パートナー ページで車両登録、本人確認登録などユーザー登録を行います。詳しい内容や手順はググるとすぐにでます。

2.パートナーセンターでの講習(30分)
日本主要都市各所にあるパートナーセンターという場所で、受注-店舗-依頼主のフローをアプリでどのように操作するか、依頼者不在時・現金不足時の対応・何らかの事故が発生した時など30分程度の簡単な説明を受けました。

高収入を得るための方法として、マップ上で需要を意味するヒートマップや 1.1x のブーストの説明がありました。Twitter上では「シミ」という表現で語られていました笑

講習を受けたあと、アカウントのアクティベーションがすぐに実行され、配達可能な状態になります。そのとき、Uber Eatsのバッグを受け取ります。今のバッグはUber Eatsのロゴすらありませんでした。


ここまでで感じたこと

事業提供者として「個人のドライバーネットワーク機能を提供する」と考えたとき、やらなければいけないことの多さを実感しました。

具体的に、
* ドライバー用アプリ
* 個人情報の取得
* 配達のやり方の説明方法(講習方式、動画方式など)
* 不測事態対応マニュアル
* 免責事項の定義
* 備品破損時
* 交通事故の保証
* 報酬の計算
* 報酬の受け渡し

など、手間や超えるべきハードルの多さを痛感…。まさに「言うは易く行うは難し」ですね。ある程度のレベルになるまで多くの改善サイクルが必要だろうし、構築できれば参入障壁の高い優位性にもなるなと改めて感じました。


はじめての配達

アプリを受け付け状態にして、配達依頼が届くのを待ちます。都心ではないため需要がそれほど多くなく、ゆっくりゲームをしながら10分くらい待っていました。

初めての配達はマクドナルド。
うまく受け取れるか、受け取った後にアプリでどんな操作をしたらいいのかを知らないので、気にすることがたくさんあってドキドキしました。(自転車にチェーンを付けるも鍵を抜くのを忘れてしまうくらい😨)

しかし流石マクドナルド、お店側がUber Eatsに慣れている動きをしていたので、手早く受け取りができました。

こんな画面で行くべき場所が示されます。ナビはGoogleマップが起動され、Uberドライバーアプリには実装されていませんでした。

依頼主まで配達するとき、気持ちが急いでしまって逆に変な道を通ってしまったり、届けたあとに何故かオートロックの玄関が開かなくてテンパったりしました。


はじめての配達を終える

はじめての配達が完了し、達成感に浸っているとUber Eatsからメールが届いてました。

1回目の配達を完了しました! 

Uber Eats で配達を開始していただき、誠にありがとうございます。
1回目の配達、おめでとうございます!実際に配達をしてみて、いかがでしたか?初回配達の際には、予期せぬ出来事もあったかと思います。配達パートナーガイドを読んで、配達の流れを確認しましょう。

この1通のメールがあるだけで、Uber Eats運営がサポートしてくれている感覚になり心が軽くなりました。やっぱりこういうの大切なんだなと再確認。


配達実績のデータが楽しい

配達が終わったあと、細かいデータが見れました。この成果を眺めるのが自転車アプリの走行データを見てるような感覚で楽しいです。「3kmも走ったのかー」と。


やってみた感想

ゲームのクエストをこなしているような面白さがありました。

バイトのシフトがないけど暇な日だったり、平日はデスクワークしていて体がウズウズしてるような人は、本気でやるというより余暇をつぶす感覚で取り組むのはアリだなと思いました。

あまり需要の多いエリアではなかったので、ガチガチに稼ぎたい人だったらフラストレーションのある状態だったかもしれません。

実際に体を動かして体験するのは1年ほど前に中国に行った以来な気がするので、今年も他のことも体験していきたいなと思いました。


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