見出し画像

今シーズンのベストゲーム決まった?

11/6、ミルウォーキーへの劇的な逆転勝利。
まだ始まったばかりですが、早くも今シーズンのベストゲームが決まってしまったかもしれません。(1Qは除く)

色々語りたいことはありますが、今日はその中でもDFに焦点を当てていきたいと思います。

昨シーズンのニックスのDFについて

今シーズンのニックスのDFについて考える前に、まずは鉄壁のDFを誇った昨シーズンを振り返る必要があります。

昨シーズン、ニックスのDFが強かった理由は言うまでもなく、シボドーのDFスキーム。具体的には、ペイントエリアを固く守りその代わりに3Pを多く打たせると言う作戦でした。この3Pの成功率をリーグの中でも低い確率で抑えることができたのでDFが良かったんですね。

しかし、この3P成功率が低く抑えられた理由は単に運が良かったからかもしれません。というのも、細かい数字は忘れてしまいましたが、ニックスは3Pをフリーで打たれる回数がリーグでもトップクラスに多かったのです。

つまり、ニックスのDFは3Pをフリーで打たれるのを犠牲にする代わりにペイント内を徹底的に守っており、昨シーズンはその犠牲にしてた3Pを運良く相手が外してくれてたためDFがよかったとも言えます。

今日のバックスの思惑

その上で、今日のバックスの立場になって考えてみます。もちろんバックスはこのことを事前に知っていたでしょうから、これをもとに作戦を立てていたでしょう。

そうすると、考えられる戦略は3Pを迷わずとにかく打ちまくることだったと思います。もともとバックスのOFの基本方針はヤニスがインサイドでDFを引きつけ、周りのシューターにパスをさばくというもの。ミドルトンとロペスが欠場の今日、なおさらその作戦は合理的と言えたでしょう。

この作戦を今シーズンニックスにやってくるチームは非常に多く、ニックスは3Pをたくさん決められるシーンは多くなっていました。事実、今日の試合でもその作戦がうまくはまり、シュートが入りまくった1Qは38得点とられる結果となっています。

今日のニックスの思惑

それでは、今日のニックスの戦略はどんなものだったのでしょうか。

僕が思うに今日のニックスは、周りのシューターに3Pを撃たれるのを犠牲にしてもとにかくペイントエリアを守る(具体的にはヤニスにやられない)ことを目標にしてたのだと思います。

だからこそ1Qあれだけ3Pを決められてたのにもかかわらず、極端に中に収縮してヘルプをしていたんです。

結果的にその作戦は大成功でしたね

バックスは3P%が37.2%だったのに対し、FG%は40.2%。そしてなによりあのヤニスのFG%を41.2%に抑えることに成功しました。

もちろん、ノエルのDFやヤニス自身の問題もあったかもしれませんが、全体を通せばニックスの戦略勝ちと言えるでしょう。

最後に

たしかに今回の試合はいい傾向があった半面、1Qなど反省点も多い試合でしたし、バックスがフルメンバーであればどうなっていたかわかりません。

それでもあの粘り強さが久しぶりにニックスのバスケを観たという感覚にさせてくれました。この気持ちを忘れずに

Go Knicks

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?