新しいことを出来るようになるためには

新人さんが仕事を覚えてくれないなど、誰かが新しいことをできるようにならない…
または、新しいことを出来るようになりたいのにできない…という相談を耳にしますので、わたしなりの回答をします。

こういうときは
管理職→指導者→指導を受ける人
という構造があると思います。それぞれの構造について検討しましょう。

何かができないとき、まず最初に考えなければならないのが「基本的にそれが可能となる能力を備えているか」つまり、精神・身体問わずその人にどうしようもない能力の限度(障害など)がないかを確認する必要があります。
仮にそうであれば、変えなければならないのは環境です。どんなに頑張っても、能力に制限がある場合は徒労に終わりますし、お互い辛いでしょう。
その人の特性に合わせた環境を調整すること(例えば特定の仕事をさせない、マニュアル通りに対応させるなど)が解決方法です。
それすらもできない場合は…その場にいることがお互いにとって不幸を招くという結論に至るかもしれませんね。
これに関しては管理職の問題ですので、管理職に相談することが望ましいでしょう。

それがクリアできている場合。
まずは「やる気」がないのか「スキル」がないのかを分析しましょう。
一見やる気がないだけに見えても、その実「やる気の出し方がわからない」「やる気はあるが発揮方法がわからずやる気不足に見える」という「やる気スキル不足」の可能性もあります。(皆さんも何をすればいいかわからないとき、かえって何もできないときはありませんか?)

本当にやる気がない場合は、行動変容を促す必要があります。
これに関してはここでは省きます。行動変容について勉強してみてください。

次に「やる気スキル不足」の場合(だいたいがこちらに該当するかと思われます)
個人的な感想としては、このような方は「モノの考え方がわからない」場合が多いと思います。(更に主観ですが、本の読み方や勉強の仕方がわからないことが多いと思います)
その場合必要なのは、実践的なトレーニングよりもむしろ、人としてどのようにスキルを身につけるか、というトレーニングが必要に思います。

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