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はれーしょん

光線が強すぎて
陰影は白く、白く
焦点はあちらこちらに遊泳し
本質はどこか
触れられない時へ。

祈っても願っても
不平等が押し付けられる
祈っても願っても
不均衡で押しのけられる
感覚だけが
異物感を留めながら
生きろ生きろと。

全体像を描いては
故人故人の顔ばかりが目立つ
詳らかさ、美しさ
井の中の蛙大海を知らず
されど
空の青さを知る、知る、知る。
湧き上がるもの
形容は焔

林間に風、林間に雪、林間に罪、林間に機微
身ぐるみはがすように

光線が強すぎて
陰影は白く、白く
焦点はあちらこちらに遊泳し
本質はどこか
触れられない時へ。

祈っても願っても
不平等が押し付けられる
祈っても願っても
不均衡で押しのけられる
感覚だけが
異物感を留めながら
生きろ生きろと。

枝を折りながら、四肢を擦りながら
動物の格好を模倣し呼吸し
原体験と原風景を
全反射する鏡面に刻むため
刻印を光陰として。
痕は明瞭さを欠いた形容で言葉になる。

僕は生きているか、君は生きているか
halation halation halation
僕は生きている、君は生きている
halation halation halation

『はれーしょん』

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