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福岡教育フェスに参加して感じたこと

 2月10日に福岡で行われた教育フェスに参加してきました。そこで感じたこと、考えたことをつらつらとまとめようと思います。

note始めました

 今更ですが、noteを始めました。理由は自分の頭の中を整理しアウトプットの機会を作るためです。日々の実践や感じたことを書くだけのものですので、興味がある方は読んでいただければと思います。

テーマは自分らしさ

今回のフェスを通して、テーマは「自分らしさ」かなと感じました。終着点をここに据えて、自分の考えをまとめていきます。

地域教育と学校教育のこれからについて

 フェスの内容としては、見出しの2本立てで実践者の方々や講師の方々のお話しがありました。それぞれについての内容と考えたことをまとめていきます。

地域教育について 

 地域教育については、放課後の時間などを活用して、子どもたちの学びをサポートし、広げ・深めるための活動を行っているという話を聞くことができました。
 自分の未来を豊かなものにするために、自分で選択・決定できる子どもを育てるための具体的な取組を聞くことができました。また、子どもたちの居場所となっている街の絵本屋さんのお話もありました。自分が何が好きで何がしたいのかを考え、実際に外に出て探求したり、その中でも同じ目標を持つ仲間とつながり協働したりと、めまぐるしく変化する中でも「ただ一つの変わらない自分」を見つけるために、地域が子どもたちと関わっていくことが大切だなと感じました。絵本屋さんの方のお話では、自分ができることとして「子どもたちの居場所を作りたい。」ということを聞きました。いつでも誰もが安心して居られる場所を作ることはそう簡単ではないなと日々感じています。学校だけでなく、街の中にも子どもたちが安心して過ごせる居場所があるというのは、とても心強くて良いなと思います。また、そこで過ごす子どもたちも、自分からお手伝いをしてくれるそうで、とても温かい心を持つ子どもたちが集まっているのだなと思い、ほっこりしました。

学校教育について

 ここでは、乾先生による「ペップトーク」と葛原先生による「けテぶれ」に関するお話を聞きました。まずはペップトークからまとめていきます。

ペップトーク

 ペップトークの講演で感じたことは、乾先生の巻き込み方の上手さでした。とにかく上手い。ついつい話したくなるタイミングで交流させてくれました。あれはすごかったです。
 お話の中で印象的だったのは、「無理ポジ」の話です。ペップトークは(ざっくりいうと)他者を励ます言葉がけという意味ですが、心が不安や緊張でいっぱいの人にポジティブな言葉をかけても受け取られにくいということがお話しでありました。自分の普段の関わりをふり返ってみると、「明日試合があってすごく緊張してるんだよね。」という子どもに対して、「きっと大丈夫、がんばっておいで!」と声を掛けていました。こういうときは、相手の不安感を汲み取ってあげて、心の余裕を生むことが大切だとわかりました。
 前向きな気持ちにしてあげようという気持ちが出すぎて、相手をより不安にさせてしまっていることに反省をしつつ、これからに生かそうと思いました。また、その子の「現在の心」をしっかりと受け止め、よりよい行動につながるように言葉がけをしていくことが大切だと感じました。

けテぶれ

 初葛原先生とご対面でした。アツアツでした。けテぶれの実践は、「あなたはあなたでいるときが一番輝く」をベースに、子ども達に学びを手渡し、「学ぶこと」「考えること」を通してよりよく「生きること」を目指していくというものです。
 けテぶれをはじめとして、子どもたちに自由を手渡すと子どもたちは自分で学び始めます。しかし、このときの子どもたちの様子をしっかり教師が見取る必要があるなと感じました。なぜなら、自由になって学び始めた子どもたちは、これまでの管理された学習から解放されたことによって、溜められていたエネルギーを発散しているだけの状態にあるかもしれないからです。じゃあ、自由にできない。というのも違うなと思っています。「自由とともに子どもたちに手渡すものは何か。」をしっかりと持つことが大切なのではないかなと思います。今の私はそれが「けテぶれ」だと思っています。
 話の中で、学校を「教師の命令であふれる場」から「子どもたちの挑戦に満ちた場」に。教師を「命令し、管理する者」から「子どもたちの挑戦を広げ深める者」に。という言葉がありました。子どもたちが日々「自分」と向き合う中で他者と関わり、より自己を確立していけるようになることを目指していきたいと思いました。

まとめ

 今回のフェスを通して、人が自分らしく在るために、「自分」を出せる居場所や環境づくりを現場でしていきたいと思いました。
 また、今回のフェスを通して様々な繋がりができました。とても良い刺激をもらえて嬉しく思います。企画・運営していただいた皆様には感謝しています。ありがとうございます。
 長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。ではまた次の投稿で。

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